黒子のバスケ
□時が告げるもの3
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「灰崎ー。ご飯できたぞ。」
ユサユサ。
起きねぇ。
「はーいーざーきー。」
ユサユサ。
ピクリともしねぇ。
しょーがねぇな。先食ってるか…
ヴーッヴーッ
「お?メールか?」
突然鳴り出したバイブ音。
途端に灰崎は身体を起こした。
「…は、はぁっはあっ…おね、おねがいします、それだけは…」
「え?灰崎??どうした?」
「お願いします、なんでもします…お願いしますお願いしますお願いします…」
「灰崎?どうした??」
なんで突然…
何に怖がって…
----ヴーッヴーッ
「…はあっはあっ…嫌だ、もう嫌だぁぁぁぁ」
これか。
「…ゴメンな灰崎。バイブモードは解除すっから。」
バイブ音が怖い
それだけで、灰崎が何をされてきたかだいたいわかってきた。
----『白くて可愛いねって言われて、薬飲まされて、犯されながら指切られて、そのあと1ヶ月ぐらい調教させられたんだ。』
犯された
調教させられた
なるほどね。