LOVE
□学園祭+KITUNEコンサート
1ページ/10ページ
はい、やって来ました!
学園祭です!
朝から不機嫌な彩花。
『ナレーター五月蝿い。黙れ。』
こ、怖い…(泣)
『チッ…面倒臭い。』
と言いながら、模擬店を回っていた。
自分のクラスでは執事&メイド喫茶をやっているので逃げてきたのだ。
そこで、来たのが四天宝地のテニス部部室の模擬店であった。
財「いらっしゃいませ」
『……射的』
忍(謙)「100円やで」
『はい、どうぞ。』
忍(謙)「全部倒せれば俺等の誰かと写真が撮れるで〜」
無表情で銃に弾を入れ、射的の的となる缶を一番遠い所から全て倒した彩花。
それには誰もが驚いた。
あ、ちゃんとお金は払ってます。
金「姉ちゃん凄!!コントロール凄いな〜」
白「約束通り誰と撮るんや?」
嫌そうにしながら聞く白石 蔵之介。
『……射的を楽しめたので、誰とも撮りません。良いです。私は射的目的で来ただけなので。』
この言葉にはテニス部全員が驚いた。
小「ほ、ホンマに楽しめたん?」
『ええ。楽しめましたよ。』
やはり無表情の彩花。
一「あまり楽しそうには見えへんな」
『楽しんでいますよ。』
無表情過ぎて全員は苦笑い。
『では、次に行くので。さよなら(ニコッ』
そこで初めて笑った彩花であった。
勿論、全員惚れました。