v(・∀・*)

□疑い
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……校長室にて……


焔漓がヴォルデモートと疑われていた。


『"俺様がヴォルデモートだと?馬鹿げた事言ってないで離せ。"』


当の本人は遊んでいるが…


ダ「まさか、Ms.ミズノがヴォルデモート卿だったとは…」


『"本当…人間とは醜い者だな"』


マク「貴女の方が醜いですよ!!Ms.ミズノ」


『ボクはヴォルデモート卿ではないよ。だけど、キミ達が一番よく知っている。』


ス「姿を現せば、疑われないのですがな…」


『ハァ…仕方無いな。




"封印一旦解除"』


そう言うと、焔漓の……いや、アヤカのフードを取ると、金の狐の耳と金の狐の九本の尻尾が生えた。



『これでも分からぬのなら、妾は主等の記憶を消さねばならないな…』


マク「……Ms.エンゼル・D・アヤカ様!?」


『やっと気付いてもらえた。ヴォルデモートは気付いてくれたのにな…』


ス「な!?じゃあ…ヴォルデモートは違うのかね?」


『うん、妾ではない。』


ス「なら…彼奴か…」


スネイプはハァ…と溜め息をつき、校長室を出ていった。


『あ、そうそう…。今回の旅…さ、凄く辛いものだったよ。』


ダ「辛いもの?何を見たんじゃ?」


『見た……と言うか、体験しただね。人体実験にされたから逃げてきたんだよ。それも、マグルの奴等に。』


アヤカの言葉は「悲しみ」「憎しみ」「怒り」「恐怖」が詰まっていた。



マク「ッッ!?」


『記憶…見せます…か?』


※この記憶は、番外編にでも出そうと思います。



……


ダ「こんなことが……」



『……ボクはもう、寮に戻りますね。』


マク「……すみませんでした。ms.エンゼル」


『ボクがバラすまで、その名前は呼ばないで下さいね?』


マク「分かりました。」


『では、失礼します。』


ボクはフードをまた深くかぶり、校長室を出た。




大広間に行くと、嫌な目線が多かった。




「彼奴が"あの方"だなんて…(ヒソヒソ」



「うわ…最低。皆を騙してたなんて…」




五月蝿い…




跡「ハッ、元スリザリンならもっと納得いくな。なあ!皆!!」



忍「せやなぁ」



芥「ははっ、ミズノって最低だC!!」



……



『……黙れ』



ブワッとボクの殺気が広がる



それでも黙らない…



宍「ハッ、本当…激ダサな野郎だぜ。」


『……ボクは寮に帰りますか。疲れましたし。




あ、



やっぱり辞めた。森に行こ。


こんなとこ守る気無いし。



ああ。そうそう…クィリナス・クィレル先生には気を付けて。



特に、ハリー・ポッター。』



ボクはそれだけ言うと、大広間から出ていった。




〜NO視点〜



アヤカが出ていった後、まだ騒いでいた。



ハリ「クィリナス・クィレル先生に気を付けて…ってどういう事だろう…」



ロン「絶対、ハリーを騙すために言ってるだけだよ!!」


ハ「そうね。ミズノ君は皆を騙すために言ったのよ。」



「本当にそう思ってるわけ?」



いきなり、上から降ってきたネロ。


ネ「本当に焔漓が君達を騙すために言ったと思ってるの?

てかさ、君達が焔漓を騙してんじゃん

ねぇ、君達さ…





さっさと自分の愚かさに気付けば?



ネロはそう棘のある言葉を吐いて、アヤカを追ってしまった。



ハリ「……」


幸「焔漓は"あの方"じゃないよ。」


跡「どうしてんなこと言えるんだ?アーン?」


忍「そやそや!!しかも、水野はフードを深くかぶってんやで?証拠や!!」


柳生「その証拠ですが、私達は一度水野君がフードを取った姿を見ておりますよ」


向「でもよ!!彼奴はさっき、」


仁「彼奴はさっき誤解を解いたそうじゃぞ?」


日「……でも、彼女は、」


真「見苦しいぞ!!何と言われても俺等は水野を信じる!!」


鳳「っ〜!!でも!!彼女を信じたら後悔しますよ!!」


切「うるせぇな!!」



すると、



バタンッと扉を開けて、ダンブルドア校長先生と、スネイプ先生等々が入ってきた。


ダ「静粛に。今、ミズノ・エンリの疑惑が晴れた。


彼女は"あの方"ではない。」


跡「な!?」


鳳「まさか…」


幸「ふふ、ね?」


マク「静かに。」


ス「Ms.ミズノは何処に行ったか知ってる者は居るか?」


ハ「先程、森に行ってしまいました!!」


ダ「なんと…」


ス「……何故、Ms.ミズノが森に行ったか知ってる者は居るか?」


全員が黙った。



またもやバタンッと扉が開き、今度は焔漓とネロが帰ってきた。



『それはボクが言うよ。少し気分が悪くてね。少しだけ涼みに行っていたんだ。


ごめんね。セブルス、あと、マクゴナガル先生もごめんね?』


マク「ぶ、無事なら良いのですよ。」


ス「後で我輩」


『行くわけ無いじゃん(黒笑)』


ス「ムッ…」


拗ねてしまったスネイプ。


『ふふ、後でなら良いよ。(ニコッ』


ス「うおっしゃぁぁぁぁぁあ!!」←誰?



『……"シレンシオ"《黙れ》』


焔漓は杖を出し、可笑しなスネイプ先生を黙らせた。


『お騒がせしました(ニコッ』


ロン「すげぇ…あのスネイプが黙っちゃった(ボソッ」


ハリ「強いね…(汗)」


『ふふ、ありがとう、ハリー、ロン』


ニッコリ笑うと、焔漓はスタスタ歩き、一番前に来た。


『まあ、騙していたのには代わりないよね。


まあ、良いか。


"封印解除"』


パサッ


焔漓はフードを脱いだ。


『初めまして、妾の名はエンゼル・D・アヤカと申す。



知ってる者は居るか?』


ニッコリと笑い、手を挙げるアヤカ


ハ「もしかして、エンゼル家の!?」


ロン「知ってるのかい?」


ハ「何言ってるのよ!!彼女はイタリアの王女で、一番偉い王族なのよ!!」


『流石ハーマイオニー。当たりじゃ。ハーマイオニーに質問だ。他に知ってる事は?』


ハ「あと、九尾狐だと聞いたわ!!」



『当たり。妾は九尾狐じゃ。』



アヤカは銀色の九尾の尾と、銀色の狐の耳を生やせた。


 
 

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