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□痴漢ダメ絶対!
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シンタローside


セトとの任務帰り、電車に乗っている
とんでもない満員電車だが。

ヒキニートの俺としては
押し潰されそうだし、人酔いしそうだ

「シンタローさん大丈夫っすか?」
「大丈夫じゃないけど大丈夫」
「どういうことっすか〜
でも降りる駅まで結構時間
かかるっすよ〜」
「うげっ!!マジで!?」
「それまでの辛抱っす!
ファイトっすよ〜シンタローさん」
「そんなぁ…ホント運わりぃ〜」

さわっ

ん?あれ…いま尻に誰か触った?
気のせいか…

さわさわさわさわ

いや!!全然気のせいじゃない!!
ガッツリ触られてる!?

おい!!どこのどいつだよ
男の尻触る悪趣味な野郎は!

「ハァ、ハァ、」

きもっ!!なんだよこのオッサン
男の尻触ってハァハァ言ってやがる

ん?あれ手が増えた!?嘘だろ。
最悪…気持ち悪りぃ
この電車、変態何人のってんだよ…
いまんとこ3人か?

「ひうっ…」

1人の手が
俺の息子をやわやわと触る

1人は胸を

もう1人はズボンに手を突っ込み
直でおれの肌に触れようとしている

キモい…キモいとにかくキモい

早くセトに助けを

「せとぉ…」うるっ
「どうしたんすか?顔赤いっすよ」
「ち…痴漢…」
「マジっすか!?」
「しかも3人…」
「ちょっと待ってください」

ばきっ!

「いててててて!」

「悪いっすけど…この人、
俺の連れなんすよ
アンタらのそんな汚い手で
触れないでもらえるっすか?」

セトがそう言うと
俺の体を触っていた
3つの手は離れた

セトが
俺を守ってくれたことが嬉しくて
不謹慎だけどちょっと痴漢に
感謝したりして

[シンタローside終わり]
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