刻の学園

□輪廻の始まり
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「――。アナたハワたしヲ放棄しマスか」


今まで話の流れを唖然としながら聞いていた青年は突然のその質問に声を詰まらせた。
しかし、冷静に内容をまとめ、考えて、時には思い出して。
彼は、言った。


「……俺は、お前を…いや、お前らを放棄しない。……巻き戻してくれ。」


彼には、ディアボロスの友人も、セレスティアの友人も。
そして、ヒューマンの友人も。
誰一人見捨てたく無かった。


「待ってくれ――!!もう君の体は限界なんだ!!これ以上巻き戻せば…!!やめろ!!――!!」


ヒューマンの青年は、心優しい青年の名前を呼ぶ。


その時、その瞬間。
その場に居合わせた者達や、彼等の友人は願った。


――誰か――

――この輪廻を終わらせてください――




その願いが、彼らを呼んだ

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