刻の学園

□転校生と兄。
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「あー、レイクン。ちょっと待った。キミに頼みがあるんだけどネ。」
「は、はい。」
私は玄関から出発しようとした所呼び止められた。
まだ数名準備等で学園に残っている。
「もしキミに余裕があったら、ほかの生徒達の様子を見ててあげてくれるかい?」


―――余裕が有るのかはわからないが、それくらいなら出来るはず…です。


私はコクリと頷いて見せた。
「いい返事だネ。頼みましたヨ、生徒会長クン!!」
先生はそう笑って頭を撫でた。
わしゃわしゃと撫でた。
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