遠い日の約束〜完結〜

□五章
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「はぁはぁ…悪い…遅れてしまった…ゲホ」
少年は汗を流し息を整えながらこちらに歩いてきた。その少年は私達と同じ年ぐらいで、黒髪のおかっぱ頭だった。
マダラの友達かと安心した。

「柱間…てめぇ、遅す「その女子はだれぞ?」って聞けよ!!」
すまん、すまんと笑いながら謝る。
マダラは不機嫌に舌打ちをした。

柱間はズイっと顔をやよいに近づけた。
「?」なんだろう?
「…可愛い!!」
「ちょっ…柱「俺と将来夫婦になってくれ!!」柱間ぁぁーー!!」ブチ

何がなんだかわからず、ギャーギャー騒いでる二人を見て、思わずクスリと笑ってしまった。
しかし、あまりに面白かったので、お腹抱えて笑った。涙がでた。
二人はこちらを見て、互いに見て、三人で大笑いした。

「さっきはごめんね?私はやよい、あなたは?」
「俺は柱間!!マダラの妹か?「違う!」」
「柱間君ね。私達さっき知り合ったの、ね?マダラ。」
「あぁ」
「柱間でいいぞ。これからも宜しくな!!やよい」
柱間は笑顔で手を差し出し、私も「宜しく」と手を握り返した。

私に始めて人間の友達ができた。
凄く凄く嬉しくて、ずっと三人でいたいと願っていた。
思わず、顔をくしゃっとさせ、涙があふれこぼれた。

「「!?どうした!?」」
おろおろする二人に、また笑い、嬉しくてと言った。
二人も嬉しそうに笑った。

ありがとう。マダラ、柱間。

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