遠い日の約束〜完結〜

□七章
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やよいについていくるよう言われ二人は後につづく。
背の高い草に阻まれながらもなんとかぬけだした。二人は目の前の光景にめを見開いた。
湧水があり透き通った冷たい水、空気は澄みきって、岸には色とりどりの花が咲き誇っている。太陽が降り注ぎ、見たことない光景が広がっていた。
静かな、それでいて心がやすらぐ場所だった。
「綺麗ぞ…マダラは知っていたか?」
「いや、初めてきた…」
「二人ともこっちだよ〜」
やよいの一言で二人は慌ててやよいを見る。やよいがいつのまにかいなくて焦ったが再度声のするほうを見た。
断崖絶壁の穴からやよいが顔を出してまっていた。
穴の近くに岩がごろごろあったからそれをよじ登っていったのだろう。
二人はやよいの元へ向かった。

二人はキョロキョロとやよいの住みかをみわたす。
想像以上に綺麗でびっくりした。キレイに岩をくりぬかれたかんじで、大人が5〜6人軽く入れるぐらいの広さ、足元には枯れ葉の上にやわらかい毛布がひかれてる。太陽もほどよく入ってくる。居心地がかなりいい。
「やよいには驚かされるな 」柱間はツルツルの壁をなで辺りを見回す。
「座って。座って」
やよいは二人に促し、飲み物を手渡した。
乳白色の甘い匂いがする。一口飲むとかほのかに甘く、喉の渇きがなくなり、体も軽くなった。
「やよい…これ何の飲み物だ?」
「おいしいぞ!!」
二人はグビグビ飲む。やよいは指差し「あれだよ」といった。
そこには一本の太った竹があった。
二人がその竹をみて、思った。
竹からほんの少しだがチャクラをかんじる。
やよいがチャクラを持った理由が少し分かった気がした。

二人はおかわりし、おいしそうに飲む二人を見てやよいは口を開いた。

「私の話少しだけど、二人に話していいかな?」
柱間とマダラは真剣な顔になりこちらをみる。
やよいは笑いながら、大したことないよ?と言い、話はじめた。

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