遠い日の約束〜完結〜

□十九章
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夜が明けきらないうちに出ようとやよいは身仕度を整えた。
やよいは柱間の顔を撫でた。
「また…会おうね…」
やよいは静かに部屋を後にした。

「…扉間…」
外にでて見ると扉間が門の下にいた。
「…昨日は……悪かったな…」
聞き取りにくかったが、かろうじて聞こえた。
「うぅん。…私のほうこそごめん…」
「…行くのか?」
「うん。今回で私自身まだまだってわかった…自信過剰になりすぎてたから…少し修行に出るつもり」
「遠いのか?」
「多分…扉間…柱間をお願い」
「あぁ…言われずとも…」

やよいはこぶしを上にあげた。
「絶対強くなる!見ててよ!!」
扉間は呆れながらも笑った。


ーーー
「兄者…いるんだろう…」
「やはりばれたか…」
物陰から柱間は姿を現した。
「行ってしまったな…」
「あぁ…」
「俺達も…やよいに負けられんぞ……」
「当たり前だ」

「扉間…生きるぞ…生きて必ずこの戦いを終わらせようぞ…」
「…兄者…」
「扉間!さっそく修行しようぞ!!」
「…朝から煩い」   
「Σ」ガーン
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