MAIN
□第4話
1ページ/6ページ
ヒリアは放心しながらもレオリオの手当てを行っていた。
「おまえよく戻ってこれたな」
『うん。ほんとね....。』
こちらを寄ってきたキルアに苦笑いを見せながら答える。すると、ゴンとクラピカが森の中からやってきた。
「あっ!ヒリア!レオリオもいる!」
「大丈夫かヒリア!?ヒソカに何もされてないか!?」
クラピカはヒリアの肩をがっちり掴み物凄い剣幕でいう。
「ヒソカ?」
「ヒリアとレオリオをね、連れていっちゃったのヒソカなんだ。」
「はああ!?」
ゴンの言葉にキルアは叫ぶ。
『お、落ち着いて、クラピカ。私は.....』
ヒリアがヒソカの方を見ると、ヒソカはニヤニヤした顔でヒリアの額を指差していた。
『言えないわー!!!!』
赤面したヒリアは顔を押さえる。
「ヒソカめ!無抵抗な淑女に破廉恥な仕打ちをするなど言語道断!!」
『私は大丈夫だからクラピカ本当に落ち着いて!』
ヒリアは緋の目になりかけているクラピカを必死に止めていると、レオリオが目覚めた。
「クラピカてめえ!俺の怪我の心配は無しかああん!?」
「問題ないようだが?」
「男前が台無しだろ!!」
「普段通りだが?」