ANATHER BREAK


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第一章:狐の少年と領地争い NEW!
僕が獣人の世界に来たときの話だよ!

第二章:花畑の狼達 NEW!
僕は花畑に迷いこんで、狼達にさらわれてしまった!
僕の運命やいかに!?

第三章:入れ替わりと手助け NEW!
入れ替わりと手助け

「心配かけてすみませんでした!」

僕は今、狐族のみんなと、セシルとチナツに謝っている。
心配かけたうえに、ラオには戦ってもらっちゃったし……

「もう謝んなよ」
「そうそう。別にエルザを攻めないわよ」
「だから顔上げてください」

うう……みんな、優しいです。

「エルザ」

シオン様の声に僕は耳をピクッと動かす。
その声は怒りの声じゃなく、優しい……甘い声。

「あなたが無事でよかったわ。狼族に取られるんじゃないかと心配したわ……」

涙目でそっと抱き締めてくるシオン様。
それに僕はこころが温かく感じた。
ずっと皆と一緒にいたい、ここが僕の居場所……そう思えるくらいな。

「これからは誰かと行動してね?最低は森の中を覚えるまでは」
「はい」

一人行動はしばらく先ってわけね。
ただでさえ頭悪いのに、森を覚えるなんて……って、言えないね。
今回みたいな迷惑かけないためにも、早く覚えなきゃ。
あ、あともう一つ……

「ラオ、お願いがあるんだけど」
「どうした?」
「僕に修行させて!」

強くならなくちゃ。
最低でも、自分の身は自分で守れるくらいに。
でも、やっぱり仲間を守れるくらいになりたいな。

「修行か……よし、やるか」
「うん!」
「頑張りなさいよ」
「軽い怪我なら治せますからね」

応援してくれてる……
この想いを無駄にできないね!

「んじゃ、明日から始めるぞ」
「がんばる!」

今は夕方だから始めるのは明日。
今日は解散して、みんなはそれぞれの家……部屋?巣?
まぁ、家に帰っていく。
僕はゴロンと寝床に寝転がり、物思いにふける。
今日は疲れたなぁ……
みんなにも迷惑かけちゃったし……
強くならなきゃ。
僕は自分の尻尾を抱き締めながら眠りについた。

第四章:初めての弟と息子 NEW!
僕に弟ができたんだ♪
義理だけど、これからどんなことになるかな?



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