短編

□お悩み
1ページ/2ページ



はあー、ほんとに、、、


あ、どうも伊野尾慧です。
最近とても悩んでいるんです、というか悩まされてるんです。
あのちっちゃくて、ふわふわで、ぱたぱた走る僕の恋人に!!

有「おはようございま〜す!」キラキラ

有「よろしくお願いしま〜す!」キラキラ

そう、あのキラキラ笑顔、、本人は多分無自覚なんだけど、、、めちゃくちゃ可愛いんすよ!本人が無自覚なのが本当に最悪で、誰にでもあれを振りまくから知らない間にどんどん中毒者が増えていくわけですよ。だから、そのうち変なおじさんに捕まっちゃったりしないか、お父さん心配だよ!!!……って違う違う違う!僕は恋人だからね!慧、恋人だからね!
で、今日もそう。絶賛PV撮影中なわけですが、だいちゃんを観察してると、、

監督「おー有岡くん!今日よかったよ〜いい表情してた!またよろしくねぇ」
有「え!本当ですか!嬉しい!はい、よろしくお願いします!!」キラキラ
監督(きゅん)

心配すぎるでしょ、、、

スタイリスト「有岡くん!せっかくセットしたのに崩れるでしょ〜走り回らないこと!」
有「えへへ〜ごめんなさい」キラキラ
スタイリスト(きゅん…全然許すわ…)

だいちゃんの可愛さは世界を救うよ、、、



ぱたぱたぱたぱた
有「いのちゃ〜ん!」

僕の愛しの恋人が走ってくる。悔しいから、あえて振り向かないでおこう。
ぱたぱたぱたぱた
有「いのちゃん!いのちゃ……あっっ!」

がしゃん!

思わず振りかえるよね
有「…っぶね〜」 近い。
有「いのちゃん!」キラキラ
「だ、だいちゃん大丈夫?すごい音したけど…」近いよ。
有「あっうん。機材につまづいちゃった!」キラキラ

はあ!?なんなの、なんでつまづいたのに笑ってんの、てかこの至近距離でキラキラ笑顔ぶっこむとか狙ってんの。しかも近いからいつも以上に上目づかいなんですけど。僕が何にも言わないことに不安になってきて、ちょっと涙目になってきてるんですけど。なんなのこの生き物。可愛すぎだろ。可愛すぎて腹立つわ!おこだよ。慧、おこだよ!!!

有「どうしたの、いのちゃん?僕がまた高い機材にぶつかったから怒ったの?それとも僕なんかした?」うるうる

「ち、ちがうよ、だいちゃん!考え事してたからさ!機材より、だいちゃんが怪我したら危ないから気をつけな?」

有「なぁーんだ!よかったぁ、うん!!」キラキラキラキラ

この天然人たらしめ!!!!!!





藪「なあ、あいつ今絶対だいちゃんに萌えてるよな。」
中「うん、顔面崩壊してる。気持ち悪い。」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ