防人を護る歌を歌いましょう

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私は部屋で作詞をしていた
すると翼さんと緒川さんの二人が来て私を二課へ
その途中で…私は聞いた



心「緒川さん」

緒川「なんですか?心さん」

心「私はいつまでこんな生活を送らなければならないんですか」

翼「…」

緒川「こんなとは、どういったことですか」

心「それはわかっていて聞いてますか…それともわからないで聞いてますか」

緒川「言ってくれないとわからないですよ」

心「そうですか…では言いません。そして…」

翼「!?」

緒川「何を!」



私は自分の連絡手段である端末を破壊した
もう…我慢できない…
私は私のやりたいことが出来ないのなら…生きている意味がない



緒川「何をしてるんですか!それは貴方の仕事に連絡するためのっ」

心「笑わせないでくださいよ。仕事?そんなの無いじゃないですか」

翼「心、いい加減に」

緒川「何を言ってるんですか。貴方の仕事はアーティストとしての雷帝心と、ノイズを倒すために協力をしてくれている雷帝心です」

心「それ…本気で思ってますか……もうどこにもない歌」

翼「心!」

緒川「心さん!どこへ行くんですか!」



だから私は…その鳥籠から抜け出した
そこから逃げるように…
後ろから緒川さんが追ってくるのがわかった
足も結構速い…恐らく本気じゃない
でも、だからと言って逃げ切れない訳じゃない
だから私がとった行動は…



心「助けてください!あの人、私をストーカーしてくるんです!」

緒川「なっ!?」




人が多い場所で叫んだ
緒川さんが驚いた隙をついて私はある場所へと逃げた
誰にも邪魔されない場所へ…
私を支えてくれた…あの人の元へ





ピンポーン


「はーい。って、どうしたんですか!?心さん!」

心「はぁ、はぁ…ここに…置いてください」








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