蒼い炎(もしも)(完結)

□第六話
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サッチside


食堂でマルコと藍ちゃんが寄り添って新聞を読んでいる


近すぎねーか・・・



どうやら、藍ちゃんが知っている文字に近いらしいが違う部分もあるからマルコに聞きながら新聞を読んでるらしい


こんな事なら普段から新聞を読んどけば良かったな・・・




楽しそうに新聞を読む2人にイライラする・・・


何より、たまに俺の方を見てニヤッと笑うマルコが腹立つなぁ





昼食の仕込みをしながらそんな事を考えていると・・・




「サッチー、喉乾いたっ!」

「乾いた〜〜〜」


エースと鈴ちゃんの元気な声が食堂に響いた


お子様たちは元気だなぁ〜〜〜〜。



「はいはい。ちょっと待ってな」



2人に冷たい飲み物を入れ、藍ちゃん達にも入れてやった




「はい、藍ちゃん」


「ありがとう・・・・サッチ、コックコートのボタンが取れそうだよ?」



あ〜〜数日前から危ないなぁ〜とは思ってたんだよな〜〜。


「後で誰かに頼んで付けてもらうよ」


と言いつつも繕ってもらわないといけないのが結構溜まってるんだよなぁ〜〜


「私が付けようか?そういうの得意だし」


「えっ?いいの?」


どうせ繕ってもらうなら、野郎よりも可愛い女の子の方が良いっ!


「藍がそんな事する必要はないよい」


「マルコも何かあればやるよ?ここに居る間、何もしないのも・・・って思ってたから丁度いいよ。ね?」





お願い?と首を傾げる藍ちゃんにマルコが逆らえるはずもなく・・・





大きく溜息をついたマルコが諦めた(笑)



「分かったよい。じゃあ、裁縫道具を持ってくるかねい。部屋でやるかい?」


「ありがとう。そうだね。サッチもそのコックコート脱いだら持ってきて?他にもあれば一緒に持ってきてね。マルコも」







そう笑ってマルコと一緒に食堂を出て行った








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