蒼い炎(もしも)(完結)
□第七話
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藍side
「「おじゃましま〜す」」
鈴と一緒にナースの部屋を訪ねた
ナースのアリス達にお茶会に呼ばれた私達
綺麗に片づけられていて、良い匂いがする部屋だなぁ〜〜
さすが美人ナースさん達の部屋だっ!
鈴もキョロキョロしている
「あっ、これ、サッチからの差し入れ」
食堂に寄るとサッチから紅茶とフルーツが沢山のったタルト、色とりどりのマカロン、数種類のプチケーキ、シャーベット、アイスクリームまで持たされた(笑)
どれも美味しそうだけど、手間がかかっただろうなぁ〜〜〜
「あら、サッチ隊長ったら頑張ったわね(笑)」
ホントだよ(笑)
サッチの作った可愛くて、綺麗なデザートにアリス達が群がった
美味しい紅茶に美味しいデザート
そして女性ばかりが集まれば話も尽きない
「そうだ、次の島に着いた時に買い物に行くんだけど何を買っておいた方が良いか聞いておくようにってマルコに言われたんだけど・・・」
そうねぇ〜とナースのお姉さん達から聞いた必要な物をメモをした
「結構買わないといけないねぇ〜。藍?」
「そうだね〜」
でも・・・
いつ帰るか分からないしなぁ〜〜
あまり買わないようにしないと・・・
その後もマルコ達が私達と一緒に暮らしていた時の事、この船の事、色々な話題で盛り上げってあっという間に時間が過ぎた
「もうこんな時間だね。そろそろ部屋に戻るよ。今日はありがとう」
「ありがとう〜」
鈴とナースさん達にお礼を言って部屋へと戻って行った
その日の夜
「ふぅ〜〜。終わったぁ〜〜〜」
マルコから預かった服は既に繕い終わって昼間渡してある
今終わったのは昨日サッチから預かったコックコートや洋服数点だった
う〜ん・・・もう食堂にはいないよね・・・
まだそんなに遅い時間じゃないし・・・
今日のお茶会のデザートのお礼も言いたいし・・・
「鈴、ちょっとサッチの部屋にこれ、届けに行ってくるね〜」
「いってらっしゃ〜い」
ベットに転がっていた鈴に声をかけてから、サッチの部屋へと向かった
えっと・・・ここだよね・・・
何となく・・・緊張するなぁ・・・
コンコン
思い切って扉をノックすると・・・
「ん〜。だれ?」
扉が開いて出て来たのは・・・
「「・・・・・・・・・・」」
上半身裸のサッチ?
サッチだよね・・・
あの特徴的な髪型じゃないから一瞬分からなかった
「「ごめんっ!」」
サッチの声と私の声がかぶって、一旦扉が閉められ、少ししてから再び扉が開いた時にはサッチはちゃんと洋服を着ていた
髪は下ろしたままだけど・・・
「ほんと、ゴメンっ。シャワー浴びた後だったからさっ」
少し照れた様子のサッチが部屋に通してくれた
「私の方こそ・・・ごめん。こんな時間に来たからだね・・・」
適当に座って良いと言われて、ベットに腰かけると、紅茶を入れて渡してくれた
「で?どうした?」
「あっ、そうだった。これ、縫い終わったから持って来た。それから、お茶会の時のデザートありがとう。凄く美味しかったよ」
そう言って横に座っていたサッチの方を向くと・・・
サッチの優しい目にドキッとした・・・
それに、髪型が違うせいか、なんか・・・
ドキドキする・・・
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