蒼い炎(もしも)(完結)

□第八話
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藍side



「ここを使うと良いよい。一応、藍の使いやすいように船大工に言って直してもらってるよい」


マルコやサッチの服を時々直していたら、エースからも頼まれるようになった。


そのうち他の人達からも頼まれるようになり、いつの間にか結構な量になり・・・


手芸は得意だし、好きだから頼まれるのは全然かまわないんだけど、部屋でやるには限界がきて・・・


量が増えたから誰から受けたかも分からなくなりそうだったから、マルコに相談すると、ランドリー室の隅に私用の仕事場を作ってくれた


針や糸も沢山種類を用意してもらって、収納する引き出しや棚も作ってくれた



「すごい・・・作業しやすそう〜〜〜。ありがとう。マルコ」


私の仕事場だっ♪


ちょっと休憩も出来るように作業用の机や椅子とは別にソファまで置いてくれてる(笑)



「前にも言ったけど、藍がこんな事をする必要はないんだけどねい・・・」



マルコは元々この船に乗っている間は好きな事をするように言ってたからなぁ〜〜



「好きでしてるんだから良いんだよ」

鈴はエースの仕事の手伝いをするって言ってたし


この船に置いてもらっている以上は何か仕事をして役に立ちたいって言うのもあるし、本当にこういう細かい作業は好きなんだよね〜


「分かったよい。あまり無理しない事、ちゃんと休憩を取る事は約束してくれよい」


マルコは心配症だなぁ〜〜



私達の世界に居た時には弟の様に思っていたけど、最近はお兄ちゃんみたいだなぁ〜(笑)



「了解〜〜」



マルコは最後に私の頭をクシャっとひと撫でして部屋を出て行った




私の為に用意された仕事場


自分の使いやすいように微調整して、しっくりくる位置に道具を置き、仕事に取り掛かった








どれくらい経っただろうか・・・
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夢中になりすぎてちょっと疲れたな・・・





少し休憩しようと思いソファに深く座り目を閉じた・・・




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