落花流水の情(完結)
□第二話
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ヒロイン視点
エースの目が覚めた。
みんなのケガも大したことなかったし、良かった。
白ひげさんの息子になるのか聞いたら、案の定ならないって。
エースが負けたからって簡単に仲間になるわけないもんね。
でも、この船の人達は優しい。
さっきまで敵だったのに、みんな普通に挨拶をしてくれて、普通にご飯まで作ってくれた。
エースが食べないなら、私も食べないけどね。
そんな私達を不思議そうにみんなが見ていた。
意を決したように、サッチが口を開き、私達に
「お前達出来てるのか?」
と聞いてきた。
ん?出来てる?何が?
エースと2人で首を傾げると、マルコが面白そうに教えてくれた。
「恋人同士かってことだよい」
あ〜そういう事か〜。
って、エース、驚き過ぎ。
私達、顔は似てないもんね。
「私とエースは双子の兄妹ですよ?」
「は?マジで?」
「マジです」
よく分からないが、そこの集まっていた人達が良かった、良かったと言いながら去って行った。
何が良かったのだろう?