声が枯れるまで〜貴方のために詠い続けよう〜(第二部)(完結)

□第四話
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ヒロインside


「何を勝手な事を言ってやがる」


不本意だけど、あいつを治療することにした


それを不死鳥があいつに報告している


そして怒られてる


まぁ、船長だしね


許可なしで部外者を船に乗せられないものね〜


「さっさと帰れ」


そう言われれば腹が立つ



不死鳥たちは「でも・・・」と必至に説得している


私が了承したとは言え不死鳥に連れてこられて、今度は帰れ?



「あのね〜、なんで私があんたの指図受けないといけないの?もう二度と会わないためにもさっさと治したいんだけど?」


そう言って睨みつければまだ何か言いたそうにしてたけど、黙った




最終的には勝手にしろ・・・と




「オヤジを説得してくれてありがとうよい」


・・・あれは説得ではないと思うけど


まぁ、もうなんでも良いや


さて、これであいつを治療することはまぁ、良いとして・・・



「ねぇ、か・・・家に連絡したいんだけど・・・」


革命軍は言わない方が良いよね?


不死鳥は知ってるけど



連絡なしで3か月もここにいるわけにはいかないけど・・・



なんて言われるかな・・・


怒られるかな・・・




「そうだねい・・・」

不死鳥が考える


お互いそう簡単に連絡が取れる仲ではない



「白電伝虫を使うかねい」


盗聴防止ね


革命軍も使用している



そして・・・




「・・・・・・ランかっ!?」


「・・・・サボ?」



いきなりサボが出た・・・


大丈夫か??などサボがともかく心配している事だけが伝わってくる


・・・嬉しい

けど・・・言いづらい


「えっ・・・とね、あまり長く話せなくて・・・ドラゴンさんに代わってほしいんだけど・・・」


「・・・どういう事だ?」


サボの声が低音〜〜


ヤバい、色々察してるよ・・・


怒ってるよ・・・


「ドラゴンさ・・・「今呼びに行ってもらってるから、先に聞かせてもらおうか」・・・はい」



怖いよ〜〜〜




一通り話をした後・・・



「はぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜」


ふか〜〜〜い溜息を吐いたサボ


「・・・サボ・・・怒ってる?」


「・・・怒ってないとでも思ってるのか?」


「思ってません・・・」


怖い怖い怖い



「予想通りの展開に腹が立つ」

「・・・予想通り???」


どういうこと?




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