蒼い炎(第二部)(完結)

□第九話
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宴にて


「マルコくん。。。自分で出来るからいいよ」

「気にするなよい」

さっきから私の前に料理を持って来たり、飲み物を持って来たりしてくれるマルコくん。


「ほら、これも美味しいよい」

いや、だから何で食べさせようとするんだ?

「だから自分で食べれるってば。子供じゃないんだから」


「気にするなよい」

さっきからそればっかりだな。。。

面倒だから大人しく食べよう。

「あっ。美味しい」

「だろい?サッチは変態だけど、料理は上手いんだよい」


「おいっ。誰が変態だ!」

「お前だよい」

あ、サッチさん。

「ま〜いいや。藍ちゃん、どうお味は?お口に合うかな?」

いいんだ。。。

「美味しいです。エースくんがいつもサッチさんのご飯は美味しいって言ってたけど、本当ですね」


「藍の作る料理も美味しいよい。ほらこれも食べろよい」


私の口元に別の料理を差し出すマルコくん。

パクっ。モグモグ。

「ん。美味しい。私の作るのは簡単なものばかりだったからな〜。」

パクっ。モグモグ。

「十分美味しかったよい」

パクっ。モグモグ。


「・・・・・なぁ、何でさっきからマルコが食べさせてるんだ?」

面倒だから、差し出される度に食べてたけど、やっぱり変だよな〜。

「ほら、マルコくんやっぱり良いよ。自分で食べるから」

「サッチ、余計な事を言うんじゃねいよい」

うわ〜。サッチさん引いてるじゃないか。

「・・・・・マルコ、とりあえず、親父が呼んでたから行ってこい」

「・・・・・仕方ないねい。ちょっと行ってくるよい」

「んー、行ってらっしゃい」

私の髪の毛をクシャっとして白ひげさんの所へ行った。
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