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□one
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藍染隊長が死んだだとか殺されただとか、
旅禍が複数の隊長と接触して戦闘になり負けただとか、
雛森五番隊副隊長と吉良三番隊副隊長が問題起こして牢に入れられただとか、

……まぁ色々なことが起こっていたなか黙々と書類を片付けた私は偉いと思う。

旅禍がいるから、と他の隊員は躍起になって旅禍を探すが普段の仕事がなくなったわけではないのだ。
まぁ私は探すのが面倒くさいってのもあるけども。
要は、書類仕事は溜まる一方。

今日も今日とて色んな場所で霊圧と霊圧がぶつかっている。

それを鳥の囀りと共に感じながらつい先ほど、取りあえず十三番隊に回ってきていた書類を全て片付けた。



旅禍が瀞霊廷に来て何日経っただろう。
そう言えば、大昔も旅禍が来た、という話を聞いた事がある。
まあそれは今はどうでもいい。

先ほど買ってきた草饅頭を食べていたときのことだった。
ドタドタと、慌ただしい足音がこちらに向かってきた。

「四ツ木!」

後ろに三席の二人を連れて浮竹隊長が来て早々私の名前を呼んだ。
咀嚼してた饅頭を飲み込んで返事をする。

「どうしました?」

隊長が手にしているもので理由は分かるのだが、彼が何故だか聞いてほしいような顔をしたので一応聞くことにした。

「極刑台を……破壊しに行く」

「りょーかいです。……一緒に行けばいいですか?」

真面目そうな顔の隊長に対し軽いノリで私が返事をするとこれまた今度は若干の安堵が彼の顔に表れた。

あ、一応信頼されているんだな

隊長を見てそう思った。

「ああ、頼む」

そして私はすぐ脇に斬魄刀を腰に差した。



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