お話
□神の導き
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これから行く宛はあるのかと聞かれた
正直答えかねた
ないと言えばきっと
留まるように言われる
それは少し困る
せっかく寿命じゃない世界に来たのだ
色んな土地を旅してみたい
けれど情報が足りない
魔法の糧は何なのか
そもそもの仕組みを知らない限り
安易に魔法は発動させられない
返答せず黙っていると
シンドバッドさんは
都合のいいように解釈したようだった
「そうかそうか!
では食客として迎え入れよう
リアーナ、よろしく頼むぞ」
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