女審神者とゆかいな
仲間達をご紹介
(主に登場回数が多いキャラ
をご紹介)


✿紅葉✿
女審神者。
あることがきっかけで
審神者職につくこと
になった。

歳は17歳。
高校を中退している。


巫女服みたいな服装と
ショートヘアの両方の
横髪を結んでいるのが
特徴。


着物と日本茶と日本刀と
BLをこよなく
愛している。



✿山姥切国広✿
初期刀。打刀。
「俺は偽物なんかじゃない」
って口調が特徴的。


ツンデレ気味なので主(紅葉)
になかなか自分の気持ちを
伝えられない
不器用な性格の持ち刀。


✿一期一振✿(粟田口)
粟田口の長男的存在。
太刀。粟田口の弟達を
可愛がっている
優しいお兄様。
弟達からはいち兄と呼ばれて
いる。




✿鯰尾藤四朗✿(粟田口)
脇差刀。よく主にちょっかい出す。
そのくせ骨喰藤四朗とは
いちゃいちゃしてる。

嫌いな奴には馬糞を投げる
らしい。そして、焼けて記憶
がないけど本人は
「まあ、なんとかなりますって!」
ってとポジティブ思考を演じている。



✿骨喰藤四朗✿(粟田口)
脇差刀。鯰尾同様焼けて記憶
がないが鯰尾と正反対で記憶が
ないことに不安を感じている。

自分は何者なのか?

だけど、記憶が増えれば
いいなと思っている。
鯰尾そしてみんな
との記憶が増えればいいな
…って。




✿和泉守兼定✿
打刀。通称兼さん。

「カッコよくて強い刀だぜ」
と本人も推奨している。

助手に堀川国広がいる。



✿堀川国広✿
脇差刀。和泉守兼定こと
兼さんを尊敬している。
世話焼きさん。



✿加州清光✿
打刀。お洒落することが
好きな刀剣男子。

装備するとデコちゃって〜
と今どきの若者言葉を
取り入れている。

だが、心の奥底で人一倍
誰かに愛されることを
願っている。


✿大和守安定✿
打刀。気合が入りすぎると
物騒な言葉を淡々と言う。

口が悪くなるけど普段は優しい。


病で亡くした前の主の沖田君を
人一倍思っている。


✿乱藤四朗✿(粟田口)
短刀。
「みんな一緒に乱れちゃおう」
と女の子っぽいけど実は男の娘。



✿秋田藤四朗✿(粟田口)
短刀。可愛らしいけれども
主の為に頑張る一途な子。




↓次から本編に入ります。
     
     プロローグ


ー私は一年前までは普通の女の子
のはずだった。はずだったのに…

ある日、私宛に手紙が届いたんだ。


『審神者になりませんか?』




私は悩んだ。だが次の一文で興味が
湧いた。


『何も取り柄がない方、
友達が欲しい方、
心がさびしい方、
マナーをちゃんと守る方、
責任感のある方


年齢宣言は問いません。


ただ付喪神の刀剣男子の方々の
お世話育成をするだけでいいのです』



最初は詐欺かとも思った。
こんな上手い話があるわけがない。


だけど…日本刀は好きだ。
日本刀達が付喪神になった姿って
どんなのだろう?


可愛いのかな?
それともカッコイイのかな?



あー私の妄想が止まらない。
興奮してきそうだ。






そして、私はその手紙に返事を書いた。

それから数日後。
私は審神者になった。


西暦2205年、時の政府は過去へ
干渉し歴史改変を目論む
「歴史修正主義者」に対抗すべく


私は刀剣男子達と戦う!


だったのだが…最初の初期刀に
選んだ山姥切国広が私を信用して
くれない…。


本丸に座ってただお団子食ってる
だけじゃないか!


こんにゃろぉぉぉぉぉぉぉ


何でこの人こんなに愛想が悪いんだ?



まあ、確かに命令は嫌々ながら
聞いてくれるけど…

口を開くたんびに


「俺は偽物なんかじゃない…
だから俺と関わるな」と一点張り。



まあ、確かに無愛想キャラは可愛いよ。


だけども、リアルでこんなことされた
ら嫌だ。



唇を噛みしめながら私は山姥切に
近づきにっこりほほ笑んだ。



「あの〜…お願いがあるのですが
ちょっと出陣していただけないで
しょうか?」



「俺は今、団子を食ってる。後に
してくれないか?…疲れているし」



「…はぁ」




十分休んでいると思うけども…
ほら、オレンジのマーク出てないし。



私は山姥切から離れた。



どうしよう!山姥切攻略どうすれば
いいんだ。どうやったらデレて
くれるんだ?




「……」

ただただ沈黙だけが流れていく。


せっかく審神者になれたのに…。
私はまた同じ過ちを冒してしまうのか。



私は失敗者だ。失敗者だから何処へ
行っても上手くいかない方に
出来てるんだ。



なのに…なのに…やっぱり私には…

ああ…また涙が出そうだ。
私は泣いてばかりだ。


あの時からずっと。




すると肩にポンと手を置かれた。

「え?」



「…俺はお前の事良く知らない。
だけども、俺は不器用だから気持ち
とかに疎い…


悲しませたのならすまない。
俺もよくわからないんだ。
俺は何でこんな仕事しなきゃ
いけないのか…よくわかって
ないんだ。


理由がわからないから俺は不安
なんだ。だけど、お前も不安なん
だなって気付いたよ。
審神者でも悩むこと
だってあるんだな…って。


俺は比較され続けたから
前の主も同じく審神者
も嫌いだ。


…だが、お前なら信じて
いいのかもしれない」



私はコクリと頷いた。
ちょっといまいち何が言いたい
のかわからないけど…

ああ…そうか。
私も私で山姥切の本当の気持ち
気付いてあげようとしなかった。



「ありがとう」
そして私は山姥切に向き直った。
フワっとサラサラの髪が揺れる。


彼は儚げな瞳をしていた。


「大丈夫だから。山姥切は偽物
なんかじゃないよ」


彼は目を見開いた。


「俺を偽物だと思わないのか?」



「当たり前じゃない!
山姥切は山姥切だよ」



「そうか…」
そして、頬を赤らめた。



「わかった。俺、今から出陣するよ」


「え?疲れてたんじゃないの?」



「疲れは本丸で休んで団子食べた
から十分疲れは取れた。
えっと…指示を頼むぞ」




「…うん。無理しないでね」




そして、私と山姥切の間にちょっとだけ
絆が生まれたような気がした。





これから私達は攻略を開始する。
数日後にはまた仲間が増えた。


そして、山姥切も何処か距離を置く
ようになった。


仲良くなれたと思ったのに…
また振り出しに戻るのですかね〜?


だけど、最初の頃より山姥切は私に
対して無愛想は変わらないけどニコ
っと微笑んではくれる。


それは二人きりになった時だけ…。


そして、彼がツンデレだとこの時
始めて発覚した。




私はこれからいくつもの出会いが
待っているのだろう。刀剣男子
達といくつもの出会いが…


過去は消えない。
黒い渦みたいな過去は消えない。



私は突き進むだけ。
明日を夢見て。




プロローグ 完

[TOPへ]
[カスタマイズ]




©フォレストページ