ダンガンロンパ

□これでずっといっしょ
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ある日、俺は狛枝に呼び出された
日向「話って何だ?これはデートっていう雰囲気じゃないもんな」
狛枝「あはっ、来てくれたんだ日向クン。こんなゴミ虫にかm」
日向「はいストップ。それで、何の用事だ?」
狛枝「日向クンってさ、誰にでも優しいよね。」
日向「?それがどうした?」
狛枝「何でボクだけを見ていてくれないの?どうしてボク以外に優しくするの?ボクはいらないの?」
日向「おいおい、どうした狛枝。お前がいらない訳ないだろ?」
狛枝「じゃあ何でボクだけを見てくれないの?」
日向「いくら何でもお前だけを構う訳にはいかないだろう」
狛枝「……ボク以外がいるからボクだけを見てくれないんだよね?
ならさ、日向クン。一緒に死のうよ」
日向「狛枝?お前、どうした…?」
狛枝「死んでしまえば誰もいないから、ボクだけをずっと見ていてくれるよね?」
日向「狛枝……
お前が言うならそれでもいいよ」
狛枝「あはっ、嬉しいな日向クン
これでずっと一緒だね」

その後、俺達は海辺へ向かった。
皆は俺達がまたデートに行ったと思っている様だった。

狛枝「ねぇ日向クン、知ってるかな?」
日向「何をだ?」
狛枝「人によって息を止めれる長さって変わるでしょ?だからさ、死ぬ時間がずれたりするんだ。
でもね、人間のはく息って二酸化炭素が多いけど、酸素も含まれてるからキスしながらだと2人同時に死ねる確率が高いんだよ。
ボクの言いたい事、分かる?」
日向「あぁ、分かってるよ」
狛枝「あはっ、流石日向クンだねじゃあ、逝こっか」
俺達は、離れない様に体を紐で縛った
日向「これなら離れないな」
狛枝「死んでも一緒だね」
日向「狛枝…愛してる」
狛枝「日向クン……ボクもだよ」
二人はそっと口を付けた
そして、そのまま海にゆっくりと入っていった
行方不明になった二人を他の仲間は探したが、不思議な事に死体は見つからなかった

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