ダンガンロンパ

□おかえり
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日向side

あれから数年、俺達は未来機関で働いている。いや、働くというより監視されている、の方があっているかもしれない。コロシアイで死んでしまった皆もあの後次々と起きて、今では皆自分の罪を償おうと必死だ。

皆がそれぞれ活躍していってるなか、狛枝だけは一人で行動することは許されていなかった。まぁ、理由は聞かなくても分かったが……

その後、色々あり俺達は同居している。といっても、俺は忙しく家を空けていたり、狛枝が寝ているときに起きて、俺が寝る頃に狛枝が起きる、というような生活をしている。今日は、二週間ぶりに狛枝が起きている時間に帰れる予定だったんだが、結局残業で遅くなってしまった。

日向「ただいまー」

……返事がないな。遅いから先に寝たんだろうか。そう思いリビングに行くと電気は付けっぱなしで、狛枝はソファで寝ていた。

日向「起きろ、狛枝。こんなところで寝ていたら風邪引くぞ」
狛枝「ん……あれ、日向クン…?」
日向「あぁ、起きたか。ところで、何でこんなところで寝てるんだ?」
狛枝「えっと、日向クンを待っていたらうとうとしちゃって」
日向「眠たいなら、先に寝てれば良かったのに」
狛枝「だって、久しぶりに日向クンと顔をあわせられるんだし、次いつ会えるか分からなかったから一緒にご飯を食べたかったんだ。でも、もうこんな時間だし外で食べてきてるよね?ごめんね?」
日向「いや、そんなことないぞ」

今日は、狛枝が料理を作ると聞いていたから、俺はなにも食べていなかった

狛枝「そうなんだ……じゃあボク、料理温めてくるよ!」
日向「そうか、分かった」
狛枝「あ、日向クン」
日向「ん?どうした?」
狛枝「おかえり!」
日向「あぁ、ただいま」

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