FAIRY TAIL nl
□Halloween 2015ver.
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「ミラさーんっ」
「あら、どうしたの?ルーシィ、ナツ」
元気のいい少女(?)の声がギルド中に響き渡る。
その声に呼ばれたミラジェーンはカウンターにいた。
彼女が声の持ち主ーールーシィに目を向けると隣にはナツもいた。
そして2人同時に手を差し出してきた。
「「トリックオアトリート!」」
「あら…」ニコッ
「ムフフ〜お菓子くーださいっ」
「いいわよ。いろんな人から貰いにいくんでしょう?あまり大きくない方がいいわよね…じゃあハイ、チョコ♪」
「やったーっありがとうございます!ミラさん!!」
カウンター越しに一口サイズのチョコ菓子と籠を手渡された。
籠はお菓子入れるときに、と渡された。
「よっしゃ!ミラジェーン、さんきゅ!」
「えー!ずるい、ミラ姉、私も!」
3人のやりとりをカウンターの席に座って見ていたリサーナは頬を膨らませながらミラジェーンにねだる。
「ハイハイ、いいわよ」ニコニコ
「やった!ありがとう!」
「っしゃ、次は何処いくか〜」
「う〜、ナツ〜疲れてきたぁ…」
空はすっかり橙色になっている。
ミラジェーンから貰ったのは午前の9時だったため疲れるのもあたりかもしれない。
いろんなギルドにまわりセイバートゥースではスティングとバトルしルーシィは観戦。
そういえば途中道で会ったラクサスにボコボコにされていたような……。
「なんだ、疲れたのかぁ?…じゃあルーシィん家いくか」
「何オレっ家くる?、的なノリで言ってるのよっ?」
「え〜?いいだろー?」
「はぁ……まぁいいけどね」
2人は橙に染まった道を歩く。
帰ったらお菓子食べて、それからそれから…と予定をたてようとするナツ。
それを見た道路沿いにある店に飾られているジャック オ ランタンが微笑んだがした。
end