リヴァロさんと愉快なユニットたち
□追憶―かつての光、新たな想い―
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今日は久しぶりに取れた休みなので部屋を片付けよう。
そう思って色々といらないものを捨てていた俺……。
そもそも、そんなに使ってない部屋なのでそんなに片付けるものもないが…
やる事が無かったのでそうしていた。
「……あ」
部屋の棚を整理していると、一枚の紙のような物が落ちてくる。
少しホコリで汚れているが、それは間違いなく写真だった。
幼い姿の俺と、女性が写る写真
「……まだ、あったのか」
もうとっくに無くなったと……
思っていたのに。
写真を拾い上げると、懐かしい顔があの頃と変わらず笑っていた。
隣の俺はかなりうざったそうにしているのを見るに、恐らく出会ってすぐの頃だろう。
あの頃は……何も知らないガキそのものだった。