リヴァロさんと愉快なユニットたち

□追憶―かつての光、新たな想い―
1ページ/5ページ


今日は久しぶりに取れた休みなので部屋を片付けよう。

そう思って色々といらないものを捨てていた俺……。

そもそも、そんなに使ってない部屋なのでそんなに片付けるものもないが…


やる事が無かったのでそうしていた。


「……あ」


部屋の棚を整理していると、一枚の紙のような物が落ちてくる。

少しホコリで汚れているが、それは間違いなく写真だった。


幼い姿の俺と、女性が写る写真


「……まだ、あったのか」


もうとっくに無くなったと……
思っていたのに。


写真を拾い上げると、懐かしい顔があの頃と変わらず笑っていた。

隣の俺はかなりうざったそうにしているのを見るに、恐らく出会ってすぐの頃だろう。



あの頃は……何も知らないガキそのものだった。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ