リヴァロさんと愉快なユニットたち
□TWINSHeart―ヒトリトフタリ―
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どうも､俺はファントムブラスタードラゴンです。
最近､双子の弟であるソウルセイバードラゴンと和解できてやっと普通の日々を送れるように……
……って…俺らに普通ってあるのかな？
まぁいいか､それで俺達は今度親睦会を開こうという事でみんなに言伝(ことづて)をしている。
奈落の龍がパシリ同然の扱いされてるとかいうな……。
平和なんだ…………いいことだろ？
「……何しに来たの｣
ギリっと睨んでくる弟に俺は苦笑いしかできない。
和解したと言ってもまだ確執が取れたわけじゃない上に｡
絶賛反抗期中のようで､俺に向かって「こっち来んな」と睨んでいる。
「親睦会をする事になったんだ｡お前も…………」
「やだ」
言うだろうと思っていた言葉に思わず苦笑い｡
俺じゃなく､ブラスターブレードならすぐにいうこと聞くんだが……｡
「そう言われてもな……ブラスターブレードも来て欲しいと言っていた｡
ここに閉じこもっているより外の空気吸った方がいいんじゃ……」
「僕の勝手でしょ…｡さっさと帰ってよ」
怒ったように顔を背けるソルに俺はやれやれとため息をつく。
最近……この聖域から全く出てこなくなったソル…………。
体調が悪くなったのか……それとも何かほかの理由があるのか…｡
分からないが､ただ一つだけ言えることがある。
ソルは…………何かを隠している。