リヴァロさんと愉快なユニットたち

□気高き紅蓮の龍の巻
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気高き紅蓮の龍の巻き

これは、まだドラゴンエンパイアの帝国と小競り合いを起こしていた頃のはなし…


「帝国の陸軍部隊たちかぜの奇襲は被害がJ(Jewel)隊にまでおよびこのままでは一般市民にまで被害が及ぶ危険性が……」


「だがしかし、我々の部隊だけでは………」


「一度、停戦を呼び掛けてみては?」


「駄目だ…。そんなことをすれば相手が付け上がる」


「じゃあ、一体どうしろと…」


ガヤガヤと騒ぐ士官を横目に俺と相方はため息をついた。


「全く…。話にならねぇな」


「無駄な話し合いより大将を…って思ってるでしょ?」


どうやら相方は士官に対してではなく俺に対してため息をついたらしい…


「大将を潰せばいくらたちかぜとはいえ慌てるだろ」


「そう都合良くいくとは思えないけどね」


「やってやるさ」


俺だって伊達に鍛えてない。
ドラゴン相手にひけをとらないのは自負している。


「おお凄い」


「絶対そう思ってないだろ」


「いえいえ思っていますとも、我らが隊長アーメスさん」


「よせよ、アレフ……虫酸が走る」


「うわ、ひっど」


「…アルフレッド様、お話が…」


「あ、呼んでるみたい…。ごめん、行ってくるよ」


「ん?おう…」


相方であるアルフレッドが隣からいなくなると、俺は座っている場所から移動して野営地の外に出た。


今の時期にしては、風が冷たくやけに違和感を感じる…


俺は、違和感の感じる方へと進んでいった。





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