ティエ刹
□お帰り…ただいま…
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あの日、ロックオンの仇や裏切り者との戦いの末彼―刹那がトレミーに戻ってくることなく4年がたった。
もう会えないのかと思っていた日のミッション中、突然刹那の乗っていたエクシアが姿を現したとき俺はすぐには信じられなかった、が刹那が生きているという確信をなぜか持てた。
そしてミッションが無事終了し刹那とともにトレミーへ帰還した。
「久しぶりだな、刹那」
「あぁ」
「背が伸びたな」
「ティエリアはそんなに変わっていないな」
「よく言われる」
俺達は他愛のない会話をし、皆が待っている部屋へと急いだ。
部屋の前に着いたところで俺は刹那の方へ体を向け、腕を引いて刹那を抱きしめた。
いきなりの事でびっくりした刹那だったがすぐ俺に抱き着いてきた。
「どうした、ティエリア」
「いや、久しぶりだなと思ってな。こうして刹那を抱きしめるのは」
「ティエリアらしくないな」
「刹那がいなかった4年の間にいろいろと変わったのさ」
「お前でも変わるんだな」
「失礼な、これでも刹那が死んでいたらとかいろいろと考えていたんだぞ」
「……」
「…お帰り、刹那」
「ただいま、ティエリア!!!」
抱き着いてきた刹那を受け止め4年ぶりのキスを贈り仲間達の待っている部屋へと俺達は足を進めた。
End
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