リョ総受

□焼き肉のお姫様?
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全国大会が終わり、また焼肉を食べに行く青学。となぜか立海。
手塚と真田が親睦を深めようと(半分は不二と幸村に脅され)計画したらしい。



「全国大会も無事に終了した。」

「うむ、我々は敵同士だ。だが戦友でもある。」

「今回は“敵”ではなく“戦友”ということで親睦を深めようと思う。」

「皆、敵同士だということは忘れて仲良く過ごそう」

「「「「「「お〜」」」」」」



手塚と真田の合図で皆仲良く騒いでいたがあるテーブルで事件は起きた。
そのテーブルには不二、菊丸、大石、幸村、切原、そして越前が座っていた。
主に事件を起こしているのは不二と幸村だった。
事件の発端は越前の奪い合いだった。



「越前は僕の隣においで」

「ちょっ、不二先輩!!!」

「リョーマ君は俺の隣座るんだよね」

「ゆ、幸村さんっ!!」



二人とも越前の意見は無視して争っていた
三人掛けなので三人で座ればいいものを二人とも越前を一人占めしたいらしい
しかし不二に勝ち目がないことを幸村はわかっていた
なぜなら、幸村とリョーマは恋人同士なのだから



「不二、悪いが俺とリョーマ君は恋人同士なんだから隣に座るのは当たり前だと思うんだけど」

「だからなんなの、それを決めるのは越前なんじゃない?」

「自分に勝ち目がないからって俺達の邪魔しないでくれる?」

「邪魔なんかしてないよ。ただ越前が好きだから一緒にいたいんだよ」

「それが邪魔だっていってるんだ!!」



幸村と不二の間には絶対零度の空間があり、ある一人を除いてはみなその場から避難していた
そのとき逃げなかったある一人越前が二人に向かっていった



「精市!!不二先輩!!!いい加減にしないと俺違うテーブルの所に行きますよ!!!」

「「ごめん(ね)、越前(リョーマ君)」」

「ハァ…俺が座りたいところに座るんだから精市たちには関係ないでしょ!!!」



そう言って元の位置に座り網の上に置きっぱなしの肉を口に運ぶ
元の位置とは幸村の隣
怒ってはいても自分の隣は幸村にしか渡さない
それは恥ずかしながらもちょっとしたリョーマなりの自己主張
それがわかった幸村はやわらかい微笑を浮かべ、不二は悔しそうに残りの肉を口に運んだ


同席していた人達は空いてるテーブルに避難し、焼き肉を楽しんでいたとか





End
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