コラソン&ドフラミンゴ×ロー

□吸血鬼パロ
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 ローの甘い唾液とコラソンの血の味が互いの口内で混じり、興奮したローがコラソンの唾液を啜って舌に噛みつく。
「コラッ! イテェだろ…」
 唇を離せば、赤い糸が互いの唇を繋ぐ。
「あ…。コラさん…もっと欲しい…」
 血も欲しいし、気持ちいいこともして欲しい。
 目を潤ませて抱きついてくるローに、息を飲んだコラソンは濡れた股間に手を添えてやった。
「イッたのは、初めてか?」
 唇が触れる距離で囁くと、切なげに睫毛を震わせたローが頷いてコラソンの唇を舐める。
「あ、あぁ…もっと触って…っ、コラさん…」
 腰を揺らしてコラソンの手に股間を押しつけたローが、それでも足りないというように直接手を掴んで一緒に扱きはじめた。
「エロく育ちやがって…」
 本当はもっと時間をかけて可愛がって、成長してからじっくり楽しもうと思っていた。
 苦笑を浮かべたコラソンは、ローの男性器を扱いてキスで唇を塞ぐ。
 呆気なく果てたローの白濁をペロリと舐めて、体面座位の体勢から腰を少し上げさせたローの下肢に手を忍ばせる。
「んっ!? あ、あ…、なに…?」
 蕾に触れると、ピクリと肩を跳ねさせたローが、不安げな目でコラソンを見た。
「フッフッフ。ロー、男同士のセックスはココを使うんだ。お前ならすぐに気持ちよくなれる」
 コラソンをローの様子を見ていたドフラミンゴが、ローの背中に舌を這わせて低く囁く。
「気持ちいいこと、して欲しいんだろ? 優しくしてやるから、おれに任せておけ」
 後ろからはドフラミンゴが、前からはコラソンが胸を舐めて甘く囁いてくる。
 ゾクゾクと身体を震わせたローは、身体から力を抜いてコラソンの指を受け入れた。
「ん、んぅっ…、変な感じ…」
 ぬぷぬぷと動くコラソンの指は、痛みこそ感じないものの、快感とは程遠い感覚だ。
 蕾をほぐしている間も、ローの胸や男性器を愛撫し続けているコラソンは、徐々に指を増やしてローの感じる場所を探るように動かしていく。
「あっ、なんか…っ、そこ…」
 ちょっと違う感じがすると言って眉を寄せたローの声に、ニッと笑ったコラソンがその場所を重点的に攻めはじめた。
「ココ? こうされると気持ちいいか?」
 カリカリと引っ掻くように指で強く撫でて、コラソンは声を上げて震えるローを追いつめていく。
「わ、解んないっ! でも、何か、気持ちいい…」
 むずむずとした感覚が、徐々に痺れてくるような感覚に変わって、息を上げたローが堪えられないというようにコラソンにしがみつく。
 コラソンの肩口に顔を押しつけたローは、クラクラとする雄の匂いに恍惚とした顔を浮かべて、まだ牙を立てることを許されない首筋を何度も舐めた。
「あぁんっ!?  あっ、なんか…っ、もうっ、出そうっ!!」
 前立腺ばかりを攻められると、増していく射精感がローの手を股間まで移動させて、ドフラミンゴにされたように扱いていく。
 肩越しにローの手淫を見ていたドフラミンゴは、夢中になって快感を貪る手を取って男性器から離してやった。
「ヤッ! なんでっ、あぁっ、触って…ぇっ…」
 もう少しで達せるはずの絶頂は中途半端な熱を燻らせた状態で、訳が解らなくなって泣きそうになったローがドフラミンゴを振り返る。
「ああ…、お願い…っ、ここ、熱くて辛い…」
「フフフッ。今、コラソンが頑張ってるだろ? もう少し我慢してみろ」
 ドフラミンゴはチュッと噛みつくようなキスをして、宥めるように唾液を絡めるキスに変えてやると、落ち着きを取り戻したローがこくりと頷いた。
「あ…っん、指…いっぱい…」
「ローのここ、もうトロトロになってんぞ」
 コラソンが搔き乱す度にグチュグチュとした音が鳴り響いて、卑猥な水音に興奮したローが顔を赤く染めて切ない吐息を洩らす。
「あ、んぁぁっ、も…、指じゃないの、がいいっ!」
 入り込んだ手前のところばかりを攻められていたローが、時折奥深くまで貫かれてすぐに引き抜かれる指を嫌がり、涙を浮かべながらコラソンを見て、不器用な手つきでベルトを外した。
「おい、ロー?」
 たどたどしい動きをするローの手が、下着の中からコラソンの男性器を掴む。
「セックスって、コレ、挿れるんだろ…っ? おれ…こっちのがいいっ! コラさん、お願い…っ!!」
 熱く疼く身体が切なくて仕方がない。
 早く早くと焦るローにコラソンはクスリと笑って、蕩けた蕾から指を抜いた。
 ドフラミンゴの胸にローの上半身を凭れさせて、コラソンは脚を開かせたローの蕾に男性器を押し当てる。
「んっ、う…、早く…」
 どうなってしまうのか解らないけれど、怖いというよりも今は絶頂出来るような快感が欲しい。
 コラソンの首に腕を絡めてローが引き寄せると、鼻先にキスをしたコラソンがググッと腰を進めた。
「んあっ!? あああっ、あっあっ、ああぁっ!」
 屹立した熱が媚肉を掻き分けて入り込んでくる。
 いやらしく熟した場所はコラソンの熱を嬉しそうに受け入れて、もっと奥まで導くように収縮をはじめた。
「あ、ああっ、すご…いっ!」
 歓喜に満ちた声を洩らして、恍惚とした表情を浮かべたローがドフラミンゴにキスを求める。
「可愛いおねだりだなァ、ロー…」
 唇を少しだけ尖らせてドフラミンゴにキスを求めたローは、触れた唇を味わうように舐めて腕を伸ばした。
「ドフィ…っ、おれ…、ああぁ…」
 自分でもどうして欲しいのか解らないローは、コラソンを胎内に受け入れながらドフラミンゴにしがみつき、まだ何か足りないというように口内に忍ばせた舌でドフラミンゴの舌を味わう。
 水音が激しく絡んで部屋に響き、ローの息も声も熱もますます上がる。
 堪らないというようにドフラミンゴの唾液を啜って飲み込んだローは、自らも腰を動かしてコラソンが与えてくれる快感を享受しながら、肉厚な舌に牙を立てた。
「ッ…、おいおい、悪戯するんじゃねェよ…」
 口端をクイッと吊り上げたドフラミンゴが、舌に噛みついたローを離す。
「あ…、やぁ…」
 唾液と共に薄っすらと赤い血が糸を引いて、もったいないと思ったローがドフラミンゴを引き寄せて血を啜った。
「ああぁ…、欲しい…っ、もっと、コラさん、ドフィ…」
 切なげに瞳を揺らして涙を浮かべるローは、コラソンとドフラミンゴの熱を余計に煽る。
 ローの顎を持ち上げて目を合わせたのはコラソンだ。
「ロー…」
 赤い目がローを見つめて愛しそうに笑う。
 自然とキスを交わしたコラソンとローは、舌を絡めて唾液を分け合い、コラソンが自らの唇を噛み切ったことで、ローが嬉しそうに溢れる血を舐めた。
 コラソンはローの唇にも噛みついて血を流させる。
「可愛い…」
 淫らな欲が求めるままに精と血を啜るローに、コラソンは放置されていた男性器を指に絡めてやった。
「あっ! そこ…っ」
「こっちも可愛がってやる」
 中からも外からも刺激されて、ふわふわとした浮遊感が更に増した。
 頭が白くなるような快感に身体を震わせるローは、腰から全身に広がる快感に思わず逃げ腰になってしまう。
「あっ、あぁぁっ…、待って…、なんか、なんか変っ!」
 射精するのとは違う快感が、身体の内から徐々に広がっていく。
「気持ちいいんだろ? ロー、怖がるんじゃねェ…」
 腰から中心に広がる快感が、先ほどまでとは違う気持ちよさをローに伝えてきて、爆発しそうで爆発しない、けれどももどかしく燻り続ける熱に、助けを求めるようにドフラミンゴの手を取る。
「ドフィ…、おねが…いっ、ドフィも一緒に入れてくれ…」
 コラソンに抱かれているだけでも気持ちがいいのだから、ドフィと一緒に抱かれたのならば、今以上に快感が得られるだろう。
 達せそうで達せない状況に、生理的な涙を流したローがコラソンに持ち上げられて、いやらしく濡れる結合部分をドフラミンゴに曝された。
「贅沢だなァ、ローは。フッ、いいだろう。気が済むまで抱いてやる」
 ローの腰を抱いたドフラミンゴが、動きを止めたコラソンの男性器と自らの男性器を一緒に合わせて、ローの綻んだ蕾を掻き分けて侵入を試みる。
「ひ…っ、んく…ぅっ、あ、ああっ、あああぁっ!!」
 胎内から切り裂かれるような暴力的な痛みに、思わずローが悲鳴を上げた。
 ローの呼吸に合わせて腰を進めていたコラソンとドフラミンゴだが、苦痛を表すローに動きを止めてやり、熱い首筋に唇で触れる。
「可哀相に、すぐに楽にしてやる」
 どちらの声かローの頭が理解する前に、左右両方に牙を立てられて血を啜られた。
「ああぁ…、気持ちい…っ、んっ、あ、あああぁ…」
 コラソンとドフラミンゴがローの血を啜る度に、堪え難い快感がローの全身を駆け巡ってコラソンの腹を白く濡らす。
 力が抜けたローを支えながら、時間をかけて全てを埋め込んだコラソンは、ドフラミンゴと違う動きでローの媚肉を楽しんだ。
「もう慣れたのか、流石だな…」
 恍惚とした表情で抱かれるローは、もう痛みを感じていない。
 感じているのは気持ちいいということだけで、飲み切れなかった唾液を口端から垂らしながら甘い声を上げている。
「あ…、これ…好き…っ、ずっとこうしていたい…」
 初めて感じた快感は、初めて吸血された快感と相乗して、ローを虜にさせた。
 いつも以上に感じる体温と匂いが、ローを余計に興奮させている。
 赤い舌と小さな牙を見せたローが、二人の熱を胎内で受け止めて幸せそうに笑った。





END
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