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□天上天下唯我独尊
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【おそ松side】

「は…今、なんて……。」

はは、こんなに目ぇ見開いてる一松久しぶりだな。まぁ今まで信じてた兄に想像もしないこと言われたら誰だって訳わかんなくなるよな。

「だから、カラ松じゃなくって、俺にしろっていってんの。」

「いみわかんない…」

「ねぇ、ちゃんと聞いてた?俺一松のこと好きっつってんだけど。」

「なんで…いつから?」

「お前がカラ松の事好きだって気づいた頃…かな?」

いわゆる、独占欲ってやつ。ほら、俺長男じゃん?弟のことは何でも知りたいし、皆同じように支えてやりたい。長男だから、俺が一番じゃないとダメなんだよ。なのにお前って奴は。

何故カラ松が好きなのか不思議でならなかった。長男の俺の方が頼れるのに、次男なんて参謀でしかないのに。こんなこと言ったら一松に殴られそうだけどな。でも俺は間違っちゃいねぇよ?間違ってんのは、一松だよ。カラ松はお前を見てないんだから、俺にしておけって。それに俺、

一松を手に入れるって決めちゃったんだから。

だから、俺は嘘をつく。

「一松も苦しいだろ?自分に見向きもしない好きな奴を思い続けるのって。」

「っ………」

「俺はお前のことが好きだよ。大事にする。」

「でも…俺は…。」

「少しづつでいいよ、俺を好きになって。」

「っ!!」

そっと抱き締めると一松はビクッと一瞬跳ねて固まった。抵抗はしない所を見ると、どうやら受け入れてくれているようだ。


馬鹿な一松。俺の独占欲に気付きもせずに信じてる。


さて、どこまで堕ちてくるかな?



fin
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