あるある

□嫌われキャラって不細工が多いよね
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人は美しいものを好む。そして、それを色眼鏡で見てしまう。そんな事わかっていた。わかっていた。でも、いくらなんでもあんまりじゃない。

わたしには贔屓目で見ても美しいとは形容しがたい友達がいる。でも、優しいし、面白いし、一緒にいて楽しい。彼女とは純粋な友達でいられた。女の姑の様な関係性なんて無い、サッパリした理想の様な関係。悪友の様で、親友の様で、幸せだった。
彼女が変わったのは恋をしてから。可愛くなりたいからとメイクを始めた。可愛く見られたいから、クラスで可愛い子の真似を始めた。料理を始めた。全ては好きな彼の為。一方通行でも、彼女にとっては綺麗な初恋で、それを実らせるために精一杯の努力をしていた。私も応援した。彼女は自慢の友達だから。実ったら、私に惚気てくれていいよ。幸せってやっぱ共有したいじゃん?振られても、「メイクする女性ごと愛せない野郎なんて糞だって!そんなんより美味しいマフィンでしょ!」ってスイパラにでも行く?みたいな。大丈夫。幸せになろう。

その彼女は転校した。彼女曰く「もう嫌。死にたい」初恋の彼曰く「キモいんだけど」彼のマネージャー曰く「あの子が怖くて、でも優しい子って知ってます!!」

ああ、気持ち悪い!!気持ち悪い!!美しいマネージャーが気持ち悪い!!綺麗な彼が気持ち悪い!!

話を聞いてみたら、「ごつ厚化粧で香水臭いし豚だし最悪じゃん。手料理食べさせられかけたけど、マネージャーのおかげで助かったよ」「どういたしまして!」

何もみていないじゃない。あの子の努力を、優しさを!!そんな奴らがキャーキャー言われてるなんて、本当おかしい。キモい、あり得ない、最悪、

「可愛いお前に酷い事したんだ、死んでもいいぐらいだろ」
「もう!可愛いだなんて!そんな事ないってば!」

嗚呼、地獄に落ちろ糞野郎ども。

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