ネタ


◆銀魂→アルスラーン(1) 

スペック(フリーター、彼氏無し、女男、握力お化け、長谷川さん銀さんとは悪友的存在、さっちゃんは唯一の癒し、悪ノリ良くする、性格悪い、顔は悪くない)

切っ掛けを聞かれたら、私は即答で知らんと答えるぐらい私にはこの出来事の切っ掛けがわからない。
今まで江戸で行き倒れていたマダオ(グラサン)に就職の面接に落ちた事を愚痴っていた。マダオがやっぱ同類だのなんだの言っていたが、私は家を持っているし(結婚しているとは言ってない)、バイトだってしている。だからホームレスじゃなくてフリーターだ。それで飲み食い出来るんだからいいじゃないか。ただコンビニ幾度に履歴書を買うという作業をもうそろそろやめたい。一文字でも間違えたらダメってなにそれ鬼畜。

「長谷川グラさん、ホントこの生活なんとかなんねぇのかな」
「結婚したら……あ、そっか」
「何?何納得してんの?」
「いやー、その、ごめんね?」
「こっち向けやグラサン!!」

なんか分前として水の入った酒の缶を貰ったからイラついてつい握り潰したが、これはこの缶がボロっちいだけで私が握力ゴリラなんて認めない。マダオの顔が引きつっていたのは見物だったが、ぼそっと呟いた「握力500」なんて聞こえなかった。つか今思い出したけど、いろは○のペットボトル軽く持っただけで潰れて中身全部こぼれたんだけど。これ会社に連絡しないといけねぇパターンだよな。ま、電気が通ってないから暫くしてからでいいや。風呂は流石に友達んとこで済ませてる。さっちゃんは優しいいい子!全く、最初「銀さんの敵ぃぃいい」とかいって私を殺しにかかった子とは全然思えないぐらいいい子!

「てか銀さんってさなんでさっちゃんの所に永久就職しねぇわけ?さっちゃんっていい子だし、美人だし給料もいい。悪い所なんて無くない?」
「お前と見事に真逆だな」
「ブーメランだろ」

哀愁漂ういい歳した大人がベンチに座っているのを見た子供達は一体どう思うのだろうか。

「おっ、○○じゃねぇの」
「おっ噂をすれば銀さんじゃんか」
「ねぇ俺もいるんだけど」
「あのさー、俺今月ピンチなんだよなー」
「私もだわ」

朝見た軽い財布の中身を思い出して更に悲しくなった。ばっちゃん、私田舎飛び出したのはいいけど無理だよ。最初働いたけど、なんか力強くて物品壊しちゃったもん。

「だからさー、ちょい稼げる仕事あるからしねぇ?」
「それ俺に言えよ!!俺なんだってするよ!?」
「なんぼ?」
「確か、10万だったかな」
「よし乗った」
「俺の話を聞けよこのドSコンビ!!」

え?10万なんていい仕事なんて無い?白い粉?AV?知らん。生きるためなら恥でも何でも捨ててやるさ。

2016/07/28(Thu) 14:12

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