六つ子と合コンでキスをする話。

□黒の革ジャンの人
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「まあ、さすがに4人も弟がいるからな」

カラ松さんは、フッと笑う。
自然にしてれば、普通にかっこいいひとだなと思う。
でも、痛い言動も、慣れれば可愛いのかもと思ってしまう。

手はまだカラ松さんに握られたままで流水で冷やされている。きっとカラ松さんの手も冷え切っているだろうに必至に私の手を看ててくれる。

手を掴まれているので、カラ松さんの顔が至近距離にある、
思わず顔を近づけて、頬にチュと口付ける。

「えっ?」とカラ松さんが真っ赤になって振り向く、
「えっと・・・火傷を見てくれたお礼です」


「ふっ、お礼ならこっちが良いな、もっとも俺が火傷をしてしまうかもしれないがな」

訳のわからない事言われて、痛いなあ・・
と思っている間に今度はカラ松さんから
口にキスをされた、

キスされながら、どうしようかと思っていたけど、
今はまだ手の火傷が痛くて、何も考えられないな、と
いうことを言い訳にそっと目を閉じた。
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