短篇

□世界の終わりは君と一緒に
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「ねえねえねえ、明日世界が終わるなら、なにをする?」






**松野おそ松**

「ん〜、明日だろう?そしたら、パチ行って競馬行って軍資金増やしてから、風俗行って金髪ねーちゃんで金を使い果たす!!そうしたら俺は世界が終わってもいいや」

「・・・・・・・・」

「いや。嘘だって」

「・・・・・・・・」

「ほんと嘘だって、ゴメンゴメン」

「本当に嘘なの?おそ松ならやりそう」

「本当に嘘だって、世界が終わるなら、ずっとここにいる」

「ここって、松野家に?どこにも行かないで?」

「そう、俺はここにいる。だから君もここにいて地球最後の、
最後の一秒まで世界の終わりは君と一緒に。」







**松野カラ松**

「明日?明日か?今日だろうが明日だろうが、
地球の滅亡からプリンセスを守り敵と戦うのは、このギルドガイな俺の役目だろう?」

「いや、戦うとかそんなんじゃなくて、
明日世界も何もかも終わるとしたら、何だけど」

「ハーン。同じことだな、地球が滅亡しても
世界が終わっても、

最後の一秒まで、君を守るよ」






**松野チョロ松**

「えっ、明日?明日かあ、そしたら
見られちゃマズイものを処分して、
秘蔵アイドルグッズは庭に埋めて安全を確保だろう?
荷物をまとめて、うーん、あとは食料の確保と水はダースでとりあえず買占めかなあ・・・」

「チョロ松さん?災害対策じゃなくて
明日世界が終わるなら、なんだけど」

「隕石が降るならシェルターを探す、波がくるなら高いところへ連れて行く、島でも森でもどこへでも、生き延びれそうなところまで
どこまでも一緒に逃げるよ」

「でも、世界が終わるんだよ。逃げられなかったら?」

「それでも、君を連れて逃げるよ。
世界の最後の一秒まで、希望を捨てさせはしない」






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