短篇

□10年後。
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家に帰ると、

テラスのほうのカフェの方から、

「咲乃ちゃん、お帰り〜、みんな来てるからこっちおいでよ!」と
トド松君に呼ばれた。

私たちが住居としている側と反対側のカフェに顔をだすと、

次々に、
「お帰り〜、遅かったね、どこ行っていたの〜」と十四松君が飛びついてきて、

「何やってんだ!」とチョロ松くんとおそ松君が引き剥がそうとする。

「ふっ、マイシスターよ、俺の隣に座らないか」とカラ松君が声をかけてくる。

一松も、興味ないような顔をしながらも、みんなが集まると、きちんとそばに座っている。


見ての通り、六つ子はいつもここに集合している。

チョロ松君は、ここの方が筆が進むと、
毎日のように、トド松君と十四松くんのカフェで執筆している。

そして、仕事が深夜のカラ松くんも、
昼間は必ずカフェランチにやってくる。

おそ松くん一番これないはずなのに、営業職の特権だ〜と言っては、営業周りと言ってサボっているようだ。

一松は、カフェの二回が住居だし、
書道教室は、生徒たちが学校から下校してきてからなので、必然的に夕方の仕事になる。

まあ、とにかく、
家を出ても、毎日のように六つ子は集まっているんだなと可愛くなる。


私は、そっと、腰を下ろしたら、
すぐに、暖かい紅茶がでてきた。
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