tennis*二次創作*
□屋上庭園▼仁幸
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花を植える時、あるいは水をやっているときの俺は美しいのだと仁王は言う。
今が丁度花に水やりをしている時だったので、手が止まる。
あまりにも前振りがなかったので、驚いてしまった。
俺が苦笑いしか返せなかったのも仕方がないと思う。
「これはまた…いきなりだね。」
「そうかのぉ。俺は皆が言いたかった事を代弁しただけぜよ。」
そう言って近付いてくる仁王から幾らか距離をとる。
男相手に"美しい"と言ってしまうような奴だったか、と頭の中は仁王への疑問で一杯だ。
仁王も負けじと此方へ寄ってくる。