日進月歩番外編

□会話文シリーズ
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・夢主2年入院時/木兎
「木兎とテスト」




ガラガラガラッ!!

『うわあっ!!』

「怜〜っ!助けて!!」

『光太郎!だからここ病院!』

「テストがっ!テストが〜!」

『落ち着け!テストがどうした』

「赤点とったら補習で部活に出れないって……」

『だったら赤点取らなきゃいい話だろ?』

「〜っ無理!内容訳わかんない!だから助けて怜!」

『はあ!?お前授業中何してんだよ!』

「うっ……」

ショボーン

『仕方ないな……。ほれどこが範囲だ?わかる範囲で教えてやるからよ』

「怜!」

キラキラキラ

『ほら、さっさとやる』

「おうっ!」






そのテストで、木兎さんは過去最高の点数をとってきました。by赤葦
















・夢主2年入院時/赤葦
「木兎とテストその後」




「ありがとうございました雪村さん。おかげで木兎さんは補習を免れました」

『ああ、木兎からも聞いたよ。わざわざお礼を言う必要なんてないのに』

「いえ。なんでも教師たちが頭でも打ったか!と思うほど木兎さんの点数が良かったので」

『あいつ、普段どうなってんだ……』

「木葉さんたちも驚いていました。どうしたんだって」

『ははは……』

「……あの、それで実は」

『、そうだ赤葦。今1年ってどんなとこやってんだ?教科書見してもらってもいいか?』

「!はい。どうぞ」

ガサガサガサ

『へえー。あ、ここ難しかったわ。でも実はこれ解くコツがあったりするんだよなあ』

「!あの、詳しく教えてもらってもいいですか」

『いいぞいいぞ。これをこうしてな……』

「(雪村さんって、さり気なく手を差し伸べてくれるよな……)」




蒼壁は男から見てもかっこよかった。




2016.05.03
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