日進月歩番外編
□会話文シリーズ
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・夢主2年時/安川 「悩み」
「なあなあ、雪村って休日何してるんだ？」
『リハビリ』
「……すまんそれ以外で頼むわ」
『それ以外？うーん……よく散歩に出かけるかなあ』
「散、歩だと？」
『うん。朝とかけっこう気持ちがいいぜ。他にも散歩しているおばあさんたちと、喋ったりしてる』
「……」
『この前は飴もらったなあ。俺が好きって言ってくれたのを、覚えててくれたみたいで』
「……じ」
『？』
「爺くせえっ！」
『えっ』
「何だよ散歩って！男子高校生の答えじゃないぞそれは！」
『……』
「雪村。俺がお前をいろいろな所に連れていってやるからな！」
『(俺って爺くさいのか……)』
最近の悩み：好きなことは散歩と答えたら、爺くせえっ！と言われたこと
▽
・夢主３年時/黒尾 「苦手なこと」
「勉強もスポーツもできて人柄も良いユキくん」
『……一体どうした鉄朗』
「苦手なことってないの？」
『は？』
「だって！何でもできるお前にも、一つぐらいできないことはあるだろ！？じゃなきゃ俺たちが報われない！」
『……言いたいことがよくわからねえが、苦手なことぐらい俺にもあるぞ』
「！それは何だ！」
『ちょっと待ってろ』
ガサガサゴソゴソ
「？」
『ほい』
ペラッ
「こ、これは……！」
『どうだ俺の渾身の作品だ』
「ひ、ひでぇ！何だよこれ！何描いてるかわかんねえよ！」
『猫だ』
「嘘だろ！？もはやこれUMAだよ！」
『おい』
「ブヒャヒャヒャヒャ！だめだ腹痛え！ユキの弱点意外すぎるわ！」
『今日の練習覚えておけよ鉄朗』
その後練習でひたすらユキにサーブ狙われた。by黒尾
2016.05.22