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□あの子が教えてくれた事(Oさん編)
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しばらく経って
俺は、この可愛いオニを
和に見せたくて
和の家につれて来ていた。
ピンポーン!
インターフォンを鳴らすけど
返事がない。
もう、家に帰っている筈なのに
いくら待っても出てこない。
俺はしょうがなく
合鍵を使って、中に入った。
リビングに入ると、和はソファで
ゲームをしていた。
O:よっ。来ちゃった。
声を掛けても無視される。
O:和!かーず!
呼びかけても返事もしない。
邪魔するなって事か?
ゲームに必死で
こちらを向こうとしないから
俺は諦めて、和の隣に腰掛けた。
和にオニを見せたいけど
向いてくれないから
仕方ない。