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□ごめんねがくれたもの(Oさん編)
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Said:O
俺の靴をじっと見ながらトボトボ後ろをついてくる時。
ソファに寝そべる俺の髪をゆっくり梳いている時。
コンサートでファンに手を振る俺の反対側で元気にはしゃいでる時。
俺の胸にピッタリくっついて安心してる時。
この暖かい気持ちの正体がはっきりと
分かってしまったのはいつだったかな?
O:ふふ、ニノ、ごめんね?
膝枕してもらってたから、ちょっと体制きつかったけど強引にニノのシャツの襟を左手で引っ張って顔を近づけた。
グッと俯いたニノはビックリしたままだったけど、ニノの口には俺が突っ込んだ指が入ったままだったけど優しく食べるみたいにキスをした。
一度離して、もう一度角度を変えてくっつける。
N:っん!!
動揺を隠しきれないニノは行き場をなくしていた手で俺のTシャツをキュッと掴んだ。
抵抗はしてないと思う・・。
ただ驚いてるのは分かる。
O:・・・大丈夫だから。
ニノの唇から離れて、口に突っ込んだままだった指を抜いて、膝を立て起き上がると、そのオロオロして真っ赤になってるニノに言い聞かせた。
不安に思ってる事なんて手に取るように分かっていたから。
O:何も心配すんな・・・。大丈夫だから。
改めてソファにちゃんと腰掛け、隣のニノの方を向いた。
N:・・ちょっと、待って。・・落ち着くから。
手をあげて俺と距離を取り、もうどうしたらいいか分かんないって困った顔をして、目がマジになっている。
いつもの冷静に計算して立ち振舞ってるニノとは違って、もう本当に思考停止している。
瞬きできてない顔がいちいち可愛い。
O:ビックリした?
ゆっくりと聞いてみる。
N:・・うん。
O:だよねえ(笑)
なんだかニノにドッキリをしかけたような気分になってちょっと嬉しい。