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□怖がりな僕たち(Oさん編)
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Said:O


怖いものなんて無い


そう言いたいのは 山々なんだけど


お前が隣にいないのは


きっと 恐いかも


側にいてくれるだけでいいんだ


お前を俺に頂戴よ


大切にするからさ




良い具合に酔っ払って、楽しそうにしてるニノを見たら、何だか無性にうれしくなる。


多分、明日仕事入ってたと思うんだけど何時からだったんかな?


メンバーの予定なんか、全然把握してないけどニノの予定は多少知ってる俺。

だって気になるから。

マネージャーじゃなくて、翔ちゃんにいつも聞くんだけどね(笑)


なんで俺に聞くのよ!っていつも笑われる。


本人にはなんとなく恥ずかしくて聞けなくて。



だって、ストーカーみたいじゃんか!



でもニノの事で、知らない事があるとちょっと嫌で。



明日の時間をいつものように忘れてるニノ。



しょうがねぇな。



マネージャーに確認の電話をする。


俺が勝手に確認し始めたからニノが目を丸くして驚いてる。


勝手に泊めるって言う俺に、更に焦って動揺してるニノが可愛かった。



N:大野さん!そんな迷惑かけられませんよ!ちゃんとタクシーで帰れるから大丈夫だって。



必死で訴えるニノ。


俺が何を考えてるか、多分ニノは分かっていて焦っているんだと思うけど、そこまで必死に拒否されるとちょっと面白くない。


俺は、フラフラしてるニノを引っ張って強引に抱きしめた。



O:帰すわけねぇじゃん。



俺の一言に固まった。



けど、ちょっと様子が変だな?



俯いて黙ってしまった。



O:ニノ?どした?・・気分悪くなった?


顔を覗き込んで見ると、少し目の淵が赤くなって今にも泣きそうな顔をしていた。




あれ?



俺、ちょっとふざけ過ぎたかな?



N:・・・大野さん、昨日のさ、俺の気持ち伝わったって事だよね?




何を言い出したかと思えば、昨日の事?




昨日、お互い好きって確認できたじゃん?




良かったよね?



N:あれってさ・・・、俺これからどうしたらいいの?



どうしたらって・・・?



N:確かにさ、俺、大野さん好きだし側にいたいけど・・。大野さんのさ、恋人?になっていいの・・・?



ああ。



それね、そうゆう事か・・・。



お前、そんなこと悩んでたのな?




確かに、ちゃんとどうするか話してなかったけど、俺、キスまでしたんだぜ?




分かんねえかな?




人の気持ちを察するのが得意なくせに、俺の事は分かんないのか?



N:あ・・、の大野さんも好きでいてくれてるのは分かるんだけど・・そのどうしていいのか分からなくて・・。




よりもっと泣きそうな不安そうな顔で俺を見てくる。




ああ。




俺の事となると自信がなくなるんだな?




不安になっちゃうんだな・・・?




ほんとに・・・。



O:・・・ばっかだなあ・・。・・・いや、俺が悪いのか。
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