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□怖がりな僕たち(Oさん編)
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N:っ・・大野さんっ・・ちょっと・・・。


O:ん?


息が上がった真っ赤な顔で、腕を突っ張って俺と離れるニノ。



でも俺、離さないぞ。



ニノの腰に手を組んだまま、顔をのぞいて反応を伺う。



N:あのさ・・・、今日はさ・・・。


O:うん?



んふふ。



何を言いたいのか分かってるけど、あえて言わせたくなる。



男ってずるいよな(笑)




もうさ、この可愛いの欲しくてたまんないけど。



今まではさ、こうゆう雰囲気になったら勢いで進めてた最低な俺だけど。




なんかニノが相手となると、ちょっと考える・・・。




大切にしなきゃなって思う。




何でかな?




うん・・・。




愛だからって事にしとこう。




N:えっと・・ね・・。


恥ずかしくて、ちょっと不安で困ったように俺を見つめてるニノがすごく可愛い。



たまらずギュッと抱きしめる。



O:うん、分かってる・・・。今日はもう寝よっか。


N:・・・・いいの・・・?


O:もうお前俺のもんだろ?これからいっぱい時間あるんだから、焦んなくてもいいじゃん。


N:・・あなたのもの・・?


O:そ、もうニノは俺のもの!誰にもあげないからな!



更にギューと力を込める。



N:ふふ・・ちょっと苦しいよ!馬鹿みたいに力入れないでよ!俺、壊れちゃうよ!


O:お、そうだな。壊しちゃうな。大切にしないとな。


N:うん、大切にしなさいよ・・。


さっきみたいに背中を撫でてやると、ニノは俺にもたれ掛って満足したように笑っていた。
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