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□心を裸に(Oさん編)
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Said:O
俺の気持ちとか
俺の想いとか
言わなくても 分かってくれる
そんな安心が いつも側にあって
当たり前だって 甘えてた
月がまだ見える夜。
俺は和のマンションの前で
立ち尽くしていた。
それは数時間前に遡る。
5人での収録が終わり
帰る準備をしている時
ふと、視線を感じて、振り返った。
O:?
みんなそれぞれに
帰り仕度をしていたけど
和だけがソファに座って
こっちをジーッと見てた。
ん?
どうした?
和は左手を口元に当てて
何か考え込んでるみたいだった。
俺が気になって近付いて行くと
フイッて目を一度逸らした。
けど、すぐに俺をキュッと
睨んで口を尖らせた。
薄くて可愛い唇が
手の甲に押し当てられたのを見て
ふと、この間
初めて繋がった時の事を
思い出した。
シーツに緩く広がる髪
水滴で光る真っ白な肌
モチっとした柔らかい身体
少し赤みが掛った目の淵
エロい黒子と薄い唇
可愛い 唇
あ。
キス、してぇな。
俺は和の左手首を掴んで
クイっと引っ張った。
手が口元から離れると
和の可愛い唇に
すこし屈んで
キスした。
N:え!
目をまあるく開いて
驚いた和。
ヤベ。
やっちゃった。
無意識な行動
俺はまだメンバーが居る
楽屋だという事を
すっかり忘れていた。
O:・・・して欲しそうだったから・・・。
思わず和に責任転嫁した(汗)
和は顔を真っ赤にしてる。
照れた和
可愛いすぎる。