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□扉を開けるまで(Nさん編)
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Said:N


あなたの驚く顔が


あなたの困った顔が


見たいんだ


だから、早く見付けてよ


待ってるからさ






N:大野さん・・・。起きて。


早朝6時。

俺はドラマ撮影があって

早目に起きてた。

俺のベッドに裸で眠る

大野さんを揺さぶっていた。


O:・・ん・・・。


N:大野さん、俺、もう出るから。


O:ん?・・・・あ、和・・・。


すっげー眠たそうで

かわいそうになるけど

こればかりはしょうがない。


N:ね?これ鍵、掛けたらポストに入れといて。


O:・・・・ん・・・。


駄目だ、聞こえてないな。

俺はとりあえず部屋の鍵を

むりやり手に握らせて

素早く、家を出た。


昨日は1カ月ぶり位に

2人で過ごした。

お互いに忙しくて

全然会えてなかったけど

昨日、大野さんが無理をして

俺の家まで会いに来てくれた。


すごく嬉しかった。


大野さんに会えただけで

こんなに元気になるんだなって

びっくりする位

心が満たされた。

どんなに睡眠をとっても

どんなに良い食事をしても

こんなふうにはならないんだ。

気持ちの問題ってよく言うけど

ちょっと納得する。




恥ずかしいから




この位にしとく。




リア充でごめんね(笑)
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