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□僕たちの宝物(Nさん編)
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O:・・・・大丈夫だって言っただろ?
N:でもっ・・・。
O:大丈夫だ。
抱きしめられた。
力強い腕でギュッと。
どんな理由があって
自信をもっているのか
分からないけど。
この人の「大丈夫」は
俺にとって、何時でも
魔法の言葉だ。
O:今度、言うか。
N:・・・楽屋で?
O:いや・・・、ちょっと集まってもらおう。
N:うん・・・。
俯いた俺に
大野さんが優しく言う。
O:俺、お前が好きだ。皆も好きだ。だから・・・。
俺の目をジッと見る。
O:「嵐」を信じる。
その言葉に弾かれた。
この人の強い思いに
揺るがない信頼に
いつも
打ちのめされる。
俺も「嵐」が大好きだけど
この人には敵わないかも
しれない。
何があっても
そうやって無条件に
皆を信じてるんだ。
だから、皆も
この人が大好きで
あなたがいるから
「嵐」にいる。
皆を守る力なんかない俺でも
あなたと、
あなたが好きな皆の側に
居たいって
思う。
N:分かりました。
N:私も皆を信じます・・。
O:おう。
ふにゃんと崩れる笑顔に
俺は安心して
寄りかかった。