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□僕たちの宝物(oさん編)
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Side:O
お前が思ってるよりも
皆、お前が大好きなんだ。
だからそんなに
心配しなくていいよ。
大丈夫だからさ。
O:皆!集合!!
5人での収録が終わって
楽屋の入り口で
俺は叫んだ。
皆、帰り仕度をして
そろそろ帰ろうと
腰をあげた所だった。
S:え?何?
A:リーダー?
M:どうしたんだよ?
3人ともキョトンとして
こっちを見てる。
O:集合!!
再度、強く呼びかける。
和だけが俺の前に来て
クスクス笑ってる。
いっこうに動かない3人に
和が可笑しそうに言う。
N:何か貰えるみたいですよ!ほら、並んで!
A:え〜!!何?何?
興味をひかれた相葉ちゃんが
いち早く
和の後ろに並ぶ。
S:?何?何なの?
M:マジ、何なの?
翔君と松潤が
怪訝そうに列に加わる。
一列に並んだ皆を確認して
俺はポケットから
カードを取り出した。
もちろん和には渡さない。
これは「招待状」。
俺の家に呼ぶ為の
粋な演出だった。