Main

□僕たちの宝物(oさん編)
1ページ/8ページ

Side:O


お前が思ってるよりも


皆、お前が大好きなんだ。


だからそんなに


心配しなくていいよ。


大丈夫だからさ。






O:皆!集合!!


5人での収録が終わって

楽屋の入り口で

俺は叫んだ。


皆、帰り仕度をして

そろそろ帰ろうと

腰をあげた所だった。


S:え?何?


A:リーダー?


M:どうしたんだよ?


3人ともキョトンとして

こっちを見てる。


O:集合!!


再度、強く呼びかける。


和だけが俺の前に来て

クスクス笑ってる。


いっこうに動かない3人に

和が可笑しそうに言う。


N:何か貰えるみたいですよ!ほら、並んで!


A:え〜!!何?何?


興味をひかれた相葉ちゃんが

いち早く

和の後ろに並ぶ。


S:?何?何なの?


M:マジ、何なの?


翔君と松潤が

怪訝そうに列に加わる。


一列に並んだ皆を確認して

俺はポケットから

カードを取り出した。


もちろん和には渡さない。



これは「招待状」。



俺の家に呼ぶ為の


粋な演出だった。
次へ
前の章へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ