Main

□痛いほどに(Nさん編)
1ページ/8ページ


Side:N


あの日の


その冷ややかな目が


その無骨な手が


俺をおかしくしたの


俺のせいじゃない


あなたのせいだから








A:・・・・ノ、ニノ!


相葉さんの大きな声で

意識が浮上する。


A:ニノってば!!起きて!


ゆさゆさと肩を

揺さぶられて

痛みが走る。


N:・・・・・・。


A:おい!起きろって!!



うるさい・・・。



N:いてーよ・・・。


ボソッと呟くと

肩に添えられた手で

パンパンと叩かれた。


A:もう10時だよ!お前、今日仕事だろ?


N:・・・馬鹿力・・・。


叩かれた肩を

さすりながら

起き上がった。


N:朝が来ちゃったか・・・・。


目を細めさせる

カーテンから差し込む

眩しい光に

ガッカリする。


A:ほら!準備して!!



俺は今、相葉さん家にいる。



気に食わないテレビの配線を

睨みながら

立ち上がった。
次へ
前の章へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ