Main

□愛の続き(Nさん編)
1ページ/7ページ


Side:N




それはまるで


コップに注がれる水のようで


いっぱいになっても


注ぐのを止めなければ


溢れ続けてしまう。









オブラートに包んで言うと

喧嘩の後の仲直りは

よりいっそう絆を深めると

噂には聞いた事ある。



一応、俺たちも


例外ではないらしい。




S:智君!!ちょっ!!待って!ストップ!!


A:わー!わー!リーダー!!駄目だってば!!


手をぶんぶん振りかざしながら

翔さんと相葉さんが

大野さんの名前を呼ぶ。


M:いいかげんにしろっ!!


ズドンと雷が落ちた様な潤君の声で

皆の動きがピタッと止まった。



もちろんソファの上で

俺を組み敷いてる



大野さんもだ。



M:大野さん、いいかげんにしてくれ!


ドスの効いた声は

俺と、大野さんを

主に大野さんをだけど

ちゃんと抑止した。


N:っつ・・・。


両手首をしっかり掴まれて

キスされそうになっていた俺は

思い切り身体を捻って

大野さんを押しのけた。


O:あ、和、待ってよ。


潤君の怒りなんか

もう忘れたかのように

大野さんが俺をまた

引っ張ろうとする。


A:リーダー!駄目だってば、ここ楽屋だから。


N:・・・・・・。


O:だってよォ・・・・。



拗ねたように口を尖らせる大野さん。





こんな呆れた状況を




お話していいんだろうか?
次へ
前の章へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ